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炉端焼 泉崎 (那覇)

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ここは、魚の扱いが抜群にうまい店だ。

僕が、那覇で頂いたどの店よりも、ここの刺身はうまい!
1人で入ると女将さんが

「じゃあ刺身500円分盛りましょうね~。」

と大将に刺身を切ってもらう。
でてきた盛りは、島蛸、ぐるくん、鮪、鰤、いらぶちゃー(青ブダイ)など量もたっぷり。

そして、量もさることながら盛りの美しさも目に美味しい。
切り口も角が立ってて抜群の口当たり。いらぶちゃーの湯引きは皮の食感と皮岸の脂が最高にうまい。

ここは、炉端を囲むようにカウンターが20人弱、座敷も20人ほど座れる。
大将が炉に火を入れたので、僕も魚を焼いてもらう。大将のお勧めは、「やまとびー」という魚。
20CMほどの魚で鱗は細かい。それを炉で15分ほどじっくり焼く。自分の頼んだのが「じゅわ~っ。」っと脂を垂らしながら煙をあげ焼けていく様は見ていて実に楽しい。

ここの魚は、那覇新港から大将自ら船を出して獲ってきた新鮮極まりない魚たち。
焼きの魚も抜群にうまい!じっくり焼かれた、やまとびーは皮は香ばしく焼きあがり、身は蒸され脂を流しほっくりと口に広がる。

昔の沖縄の民を思わせる、長髪を頭の上で結ったその髪型は、大将の海の民の誇りを感じる。

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新鮮極まりないこの刺身。沖縄の刺身への印象が変わるお店です。
 
那覇市泉崎1-11-20 2F  098-866-6294
ゆいモノレール「旭橋駅」から徒歩1分 日曜定休

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真栄田岬 (恩納村)

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今回は、ちょっと番外編!

ここは、本島では僕の最も好きなダイビングポイント!恩納村の真栄田岬。
那覇から車で1時間強という手軽さと、ここの透明度は抜群に美しい!

昔、バイクで旅をしているときに、いろんなとこで潜ってみたが、僕はここが一番好きだ!
岬の脇から海へと降りていくと、水深2Mほどの岩場が奥行き20Mほど広がっている。
ここには、チョウチョウウオやカワハギの仲間などが数多く泳いでいる。
目に鮮やかな黄色や青の魚を見ると、なんでこんなに美しい色に生まれたのだろうと神秘的に思えてしまう。
そんな浅瀬を楽しんでいると、突然視界が深い青に包まれど~んと10Mほどの深さに落ちる。
するとさっきまでの魚に混じり今度は、50CM~1Mほどの大型の魚も姿を現す。

ボ~~~、っとでかい顔してゆっくり泳いでいる魚と一緒にいると太古の世界にタイムスリップしたような錯覚に陥ってしまう。
ふと振り返ると、僕の後を魚が群れて付いてきており手を伸ばせばお話できそうなくらいに取り囲まれてしまう。
ここは、毎年来るたびに、やっぱり沖縄に住みたい。と再確認させてくれる、僕の心の拠り所なのである。

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そして、お勧めはなんといってもこの岬に売店を出しているおじい!
ここは、ダイビングでお腹を減らしたダイバーたちの憩いの場。
ハンバーガー250円や金ちゃんヌードル250円はみんなの大好物。
金ちゃんヌードルには、キャベツを刻んで入れてくれ、お好みで紅しょうがや島とうがらしをトッピングすればまさに沖縄料理に早代わり!
青い海と魚たちと優しいおじい!3拍子揃った真栄田岬にレッツゴー!

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山羊料理 さかえ (那覇)

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国際通りの枝道、竜宮通りを入り20Mほど進むと築50年にもなる山羊料理屋がある。
店のドアは中が見えず、ちょっと怖いのだが、勇気をだして開けてみるとそこは、桃源郷!
まさに地元民の隠れ家である。
8席ほどのカウンターは、一見一杯だったのだが、

「ここっここ!ここあいてるよ!」

と招き入れてくれる。
カウンターの後ろには座敷が広がり、30人は入れそうだ。
そんなみんなの注文を受けて、忙しさにてんてこ舞いの女将さん、なおみさん。

「ちょ~っとまってね~。今作ってるからね~。」

「あら~おに~さん、お酒やったね~。」

などとのんびりキャラがなんとも可愛い!
一通り注文が落ち着いたのに、相変わらず何かを作るなおみさん。
すると、つくりたてのサーターアンダギーを

「これ、おいしいから食べてみて~!」

とみんなに配っていく。
どうしたの?と尋ねると、

「座敷のお子さんが退屈しちゃってるからね~、つくったのよ~。」

となんとも優しい心遣い。

「うまい、うまい!」

と食べていると、

「は~い、これも食べてね~。」

と出てきたのは冬瓜の煮物。これが、なおみさんらしい優しい味で本当に癒される美味しさ。
ここは、山羊料理で刺身、汁などが食べられるが、注文せずとも食べ物には困らない、なんとも居心地の良い家庭料理屋なのである。
泡盛も16種類あり、中でも、「ふ~ちば~酒」はお勧めだ。「ふ~ちば~」とはよもぎのことである。
これも、

「なおみさん、それな~に?」

と尋ねると

「は~い、ちょっと飲んでみて~。」

と出してくれた。

「あれ~私なにするんだったっけ~?」

と独り言を繰り返す可愛さにお客も引き込まれる。

この店のリピーター率は100%と教えてくれた隣の人の言うこともうなづける。
お勘定をしてもらうと、飲み食いした量と値段のギャップに驚かされる。帰り道は、ここでもらったトマトジュースを飲みながら!が定番のようだ。

一度来たら、病み付きになる!ここは、そんな優しいお店だ。

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「今日もらった冬瓜で煮物作ったから食べて~。」と優しいなおみさん。
那覇市牧志3-12-20 竜宮通り入ってすぐ 098-866-6401
営業時間 16時~23時  日曜日 定休  ゆいレール牧志駅から徒歩3分 ...

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琉球炉端焼 まんま屋 (那覇)

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国際通りから58号線(通称ごっぱち)方面に抜けると平行して流れる久茂地川。
この、久茂地川沿いには、良い飲み屋さんがたくさんある。
居酒屋、割烹、イタリアン、カフェ、個人店が多く大人の隠れ家的な雰囲気が漂う。
今回ご紹介するのは、「やんばる」の地鶏が食べれるお店だ。
「やんばる」とは、沖縄の北部にある密林地帯でハブはもちろんヤンバルクイナなどの天然記念物も数多く生息する沖縄の原点である。

お店の入り口は、光がボーっと暖簾を照らし幻想的である。
まずは、お決まりのオリオン生を頼むと、キンッキンッに凍ったジョッキに思わず一気!

「ぷは~っ!!!おかわり!!!」

最近生は最初の一杯だけが多いのだがここでは3つも飲んでしまった。
夏の沖縄で飲む生は日本一うまい!これは間違いない。

さて、「やんばるの地鶏の炭火焼」をさっそく頂いた。う~ん、独特の食感!脂も溢れ出し抜群にうまい!
串焼きで頂いた、「うずらの半熟卵」はまさに「トロ~ッ」と卵黄が流れ出し至福のうまさ。
いや~ビールがすすんだ!ということで、ここからは島酒の「菊の露ブラウン」を頂く。

ブラウンとは、20度の泡盛。たいてい泡盛は30度のものだが、古酒43度やブラウン20度のものもあり、好みに合わせて頂くのである。僕は、昔の名残で島酒は「ゴックゴク」飲んでしまい「チビチビ」いけないので、ブラウンの水割りがちょうど良いのである。セットで出てくる氷もやかんに詰め込まれて出てくるのが、なんとも粋で良い。

そして、メニューを見ると「石垣牛の刺身」と「うつぼの天婦羅」の文字が!
迷うことなく注文。初めて食す石垣牛。石垣牛はとても高級でステーキなどは手が出ない。
石垣島の石垣牛、マングローブの根元にいるヤシガニ、50CMを越えるにしきえびは僕の中での沖縄3大珍味だ!
まずは、醤油をつけずに頂く。う~んしっとりしていてそのうえ、臭みがなくほのかに甘い。
次に醤油をつけて頂く。えっ、醤油が甘く感じる。普通の醤油なのだが、石垣牛につけるとまるで、めんつゆのような甘さが広がる。これには、初めてのうまさに感動。島酒は、うまさと脂を洗い流してくれる。

次に「うつぼの天婦羅」である。
うつぼは高知や南紀では、漁師が刺身で食べ、脂の乗った上等な白身だと聞いていた。
これも初めてで、俄然楽しみである。
お子様ランチが出てくるのを、今かと待っていた幼き日の心境だ。
出てきた「うつぼの天婦羅」は腹を割かれ蝶の様に広がっていた。
好奇心先行しつつも、おそるおそるかぶりついた。

「ん~~~~!!うめ~~!!!」

衣をやぶると穴子や鰻より弾力のある白身。そして、噛むほどに溢れる脂。
味の余韻が残っているうちに、島酒を口に。う~ん幸せ。
添えつけてある果実はシークワサー。普通は、「すだち」や「かぼす」だが、このあたりもなんとも沖縄らしくて良い。
これを、搾って頂く。う~~ん、オレンジとカボスの間のような酸味と甘み。これが、うつぼの脂と絶妙に絡み合う。
いや~うまかった!このほか、「やりいかのうに酒盗」、「カジキステーキ」、「あぐー(沖縄豚)の炭焼き」など頼みたい肴が目白押しだったのだが、次の楽しみにとっておこう。

久茂地川沿いは、国際沿いほど混んでおらず、落ち着いてお酒が楽しめるのである。

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謳い文句は「年中夢求!」夢を追い求め台風でもやっています!
那覇市久茂地2-18-21 リバーサイドヤベ1F 098-866-3318
ゆいモノレール「美栄橋」より徒歩3分

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沖縄家庭料理と海産物 幸門(さちじょう)

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ここは、国際通りの中央、沖映通りにある、沖縄料理屋だ。

酒天童子の最初に載っている「浜やん」でマスターに紹介された沖縄の環境省の人と、沖縄で再会し連れて行ってもらったのがこの店だ。カウンターは5,6席であとは、15人ほど座れる座敷と隠れ家的な広さだ。

ここの、マスターには毎年良くしてもらっている。この日のお通し「海ぶどうと鮪の山掛け」も実に美味しい。

そして、今日の鮮魚をチェックすると、「しゃこ貝」の文字に、さっそく頂いてみる。
名前の由来では、ないだろうが歯ざわりが「しゃこしゃこっ♪」っとして実に旨い。
これを那覇の隣、豊見城の泡盛「忠孝」で頂く。ぐびり、ぐびり。。。

カウンターで1人で飲んでいると常連さんのお坊さんが入ってきた。
1時を過ぎ、客も僕らだけになると、するするするっと厨房から島酒を持って座敷に移り

「みんなで飲もうさ~!」

とマスター。
ママも加わって4人で飲みが始まった。だいたい、この時間はこんな感じに飲みが始まり、おおいに語り、気付くと宿で目が覚める。なにやら熱く叫んでいたのは覚えているのだが、なにを言っていたのかは全く覚えていない。
さて、それはさて置き、このお坊さんのおもしろいこと!

「明日は、もうお経あげなくていいだろう。よし、明日はカセットテープだ!」

などとユーモアが飛びまくる。
しかし、このお坊さん、すごく偉くこのあたりの顔で有名だとか。
口当たりの優しいマスターとママから聞ける沖縄の話は、きっとあなたの沖縄の旅を良い思い出にしてくれることでしょう。ここは、そんな家庭的なお店だ。


那覇市牧志1-3-32 2F   098-869-8803
ゆいモノレール「美栄橋」から国際方面に徒歩3分 

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糸満屋 (那覇)

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さてさて、今年も帰ってきました。マイ ホームタウン 沖縄!!

沖縄の夜と言えば、那覇は国際通り!今回は、国際近辺のマニアックな飲み屋情報をお伝えします!
普通の観光客なら、「うりずん」や「ぱやお」などの有名処で満足でしょうが、もっと地元の人の飲みを堪能したい人には、この「糸満屋」はたまりません!!

国際から歩くこと20分。那覇の三原にお店はあります。
初め、店に行くと暖簾が店の中に見えるため、まだ開いてないのか。とお隣の魚屋さんに尋ねると、17時には、すでにやっていた。
カウンターには、いかにも地元民が3人。
みんな島酒(泡盛)で一杯やっている。

ここは、新鮮な魚料理が評判の店だ。毎朝、南部の糸満で獲れた魚介類を直接仕入れている。
実は、お隣の魚屋も共同経営のため、プロの捌いた料理が堪能できるのである。
僕は、さっそくミーバイという魚のマース煮(塩煮)を頼んだ。
魚の煮方は、マース煮に限る!と思うほどこの煮方はうまい!
ミーバイは15~20CMほどの白身魚で、身の締まりが良く、ほどよく脂がのっている。
新鮮極まりないため、身も骨からはずれ易い。
これを、菊の露の水割りで頂く。菊の露は、すこしゴマくさいような特徴の強い、宮古島の泡盛だが、僕は昔こっちの友達と「島酒と言えば菊の露」というぐらい飲んだので、ついつい郷愁に惹かれ頼んでしまうのである。

お客さんは、次々と入ってきて18時にはカウンターが一杯になってしまった。
今日は金曜なのだが、土曜日は毎週一杯らしく、さっきから電話での予約が絶えない。
看板娘のま~りんさんのおっとりキャラも、お客さんを掴んで離さない。
まさに、地元の憩いの場だ!

その後、隣に座った安里さん、富さんと一緒に飲ませてもらい楽しい時間は続いた。
みんな当たり前のように持っているマイボトルから注いでくれ、残りがグラスの半分を割れば継ぎ足してくれる粋な計らい。内地で、働いた経験もある安里さんだが、仕事が終わった後の飲みでも上下関係に縛られた内地の飲み方がえらく窮屈だったそうな。

なるほどな~。この居酒屋には、堅苦しい関係など無用だということだ。

僕は、続いてやはり楽しみな刺身を注文した。
しかし、1人前は多すぎるから!という安里さんの助言により半盛りにしてもらう。
登場した半盛りは、鯛、鮭、蛸、鮪、鰤などが2枚ずつ盛られ、大満足だった。
盛り方も、内地ほどこだわらない漁港のようなスタイル。
これが、食べてみると新鮮そのもの。
沖縄で食べる刺身は、たしかに南の魚特有の、食感や味がするが、これが実に島酒と良く合う。
酒は、やっぱり地のところで地のものと!を再確認した糸満屋であった。

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18時過ぎには満席の店内。この空間の中で共に飲ませてもらえる喜びと心地良さは、まさに至福です。
那覇市三原2-34-18   098-853-9052    
日曜定休

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世界のビール BEER HOUSE KEN (府中)

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このお店を知ったのはひょんな事からなのだが、2年前、姉がロンドンに住むことになり、大国魂神社にお守りを買いにくると、世界のビールという看板を掲げたこのお店に出逢った。
「ひょっとしたらケニアのビールがあるかな~?」

とお邪魔したのを今でも覚えている。
入ってみると、そのビールの豊富さに圧倒される。
当時200種類と謳っていたビールも、毎月マスター(ここは、酒屋さんなのだが)が、いろんなものを仕入れ今では、280種類を置いている。

ここは、一見酒屋さんなのだが、買ったビールをお店で頂くこともできる。

その時の気分や、マスターに選んでもらったビールを頂きながら、ビール談義に花を咲かせるのは、実に楽しい。
そして、このお店は定期的にビールの試飲会を催している。
お店でやるときもあれば、近くのカフェレストランでやる時もある。
チーズや料理を頂きながら、10~20種のビールが楽しめる。この、試飲会には、いろんなとこから皆さん駆けつけるのだが、その面子の濃いいことと言ったら、まさにスタウト級である。

日本でも少しづつ流行りだした、ヴァイス(小麦から造るビール)やフルーツテイストのビールも、ここで本場の、ドイツやベルギーのものを頂いてみると、きっとビールへの概念も変わるであろう、新鮮なうまさだ!

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こんなお家に住めたら、なんと幸せだろうか!子供が、お菓子のお家を想像する気分である。
ビールの好きな方も、苦手な方も、是非立ち寄ってみてください。
自分にぴったりの1本があなたを待ってくれています。

東京都府中市宮西町2-3-8   042-369-7710
京王線「府中駅」より徒歩5分  http://www.bhken.com/

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うまいもの 泰 TAICHI (静岡)

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ここは、創作和食料理のお店だ。

店先に出ていた「夏鱧」の文字に思わず飛び込んでしまった。
お店の作りはとても居心地が良く、素敵な空間だ。
10人ほどのカウンター、テーブル席が2つ、隠し部屋のような座敷には8人ほど座れる。

ここは、豆腐と湯葉が自家製というお店だ。
鱧を目当てに入った僕だが、まずはビールということで目に留まったのが「牛すじの赤味噌煮込み」。
そして、なにより気になったのが、「もろこし天」である。有りそうでない、この天婦羅!是非とも試してみたくなった。
牛すじも赤味噌というのが、なんとも名古屋を連想させる。静岡ならではの、この料理にも期待大である。
てっきり、もつ煮のように出てくると思われた牛すじ煮だが、煮た大根と茄子の上に、赤味噌で煮られた牛すじが乗り薬味は、白髪ネギである。これが、茄子や大根と一緒に頂くと一段と旨い!
茄子とは、野菜と肉のお互いの脂が絡み、大根はさっぱり牛すじを鮮やかにする。
そして、待ってました。「もろこし天!!」
塩が振ってあり、このまま頂く。想像していた味だが、想像通り旨い!
もろこしの甘みを衣が包み、塩が味を引き締める!添えてあるレモンを軽く絞りもう一つ頂く。
う~ん、もろこしの甘みと酸味が絶妙である。

さて、お待ちかね!ここで日本酒に切り替え、鱧を頂く。
日本酒は「出世城」の本醸造。これまた、すごく芳醇なのだが、澄み切った切れ味もあり、なんとも旨い。
そして、鱧。

「いや~~時期だね~。。」

とは東京から思っていたが、思わぬところで食せた。
湯引きによって鱧の脂が溶け出し、泥くさいような極上の旨みが鼻に抜ける。
そして、鱧はなんと言っても骨が肝である。
骨切りされ、なんとも憎い位絶妙な食感を醸し出している。邪魔のようで、なくてはならないこの骨。
鱧に骨が無かったら、味も素っ気も無いことだろう。

そして、〆に「生湯葉ウニ」を「羽衣の舞」の純米吟醸で頂く。
この自家製の湯葉の旨いこと。そして湯葉の下には、自家製豆腐があり湯葉の上にウニである。
湯葉と豆腐の間に大葉を引いてるのも技あり。ウニと湯葉の優しい絡みに、大葉のアクセントが鮮やかに効いてる。
まだまだ、食したいメニューが目白押しだったが、今回はこの4品を頂いた。
この、季節感のある、肴の移り変わりも和食にとって、非常に楽しみな一つである。

静岡市葵区紺屋町12-4 クニヨシビル2F    054-253-0063
JR「静岡駅」から徒歩7分   日曜、祭日定休   17時~23時30分(ラストオーダー)

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青葉横丁 しょうちゃん (静岡)

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ほろ酔い加減に宿へ向かっていると、なんともそそられる灯りがたくさん見えた。
いや~、いいね!この赤い並び。

ここは、青葉横丁と言い、昭和30年代に青葉通りで屋台を出していた店がここに移されたそうだ。
18軒並ぶこの横丁も、30年から続いてる店は、今となっては2つだそうだ。
静岡には、~~横丁なる場所がいくつかあるみたいだが、ここは発祥の地である。
どこにしようかな~!と覗いてみるが、どこも一杯で入れない。どの店も席は6,7つという狭さ。
中には、誰も客の居ない店もあり、オヤジととことん語っても良いが、地元の飲み方をしたいなら誰かしらいたほうが心地良い。

僕は、2席空きのある奥から3番目の「しょうちゃん」にお邪魔させてもらった。

入り口2人のサラリーマンは40代、僕の左の女性2人は20代後半、右の声は綺麗な女性は40代。
そして、ここのママは50代後半。まさに、横丁の縮図を描いたような客層である。
メニューらしきものは、見当たらないので、とりあえず焼酎の水割りを頼んだ。

「はいなっ!」

と元気のいいママ。グラスには二階堂がつがれる。3分の1ほどで止まり次は水かな~。と見ているとそこに白波を注ぎ足した。え~~~っ!!麦と芋のチャンポン!?
そして、横丁お決まりのマカロニサラダと共にその酒を頂いた。

「ん!?悪くない。。。」

まあ、本日3軒目ということもあるが、これはこれで有りな味だった。しかしながら、これは静岡、そして横丁というシチュエーションのなせる業であって、帰ってから家で試しても頂けないだろう。
今日は、この焼酎で通しつつ、目の前にある煮物を頂いた。

「ママ、これなにが入ってるの?」

僕は、目の前に置かれた50cm四方の四角い鍋を指差した。
煮汁は真っ黒で中になにが入っているのか全く解らなかった。明るいのに、闇鍋状態である。
ママがかき混ぜると、大根、卵、すじ肉などが浮いてくる。

「ん!?おでんじゃないの?これ。」

いや~初めて見る色だった。
そして、びっくりしたのが黒いはんぺん!酒徒さんから聞いてはいたのだが、実際目にするとこれは興味をそそられる。早速、食してみる。
しょうゆベースの煮汁で煮られ味のついた具に特製の味噌ダレをつけて頂く。

これが、存外に旨い!

焼酎が焼酎がすすむ君♪である。
この、黒いはんぺん。鰯から造る為に黒くなるのだそうだ。こっちの人は、専らこの黒はんぺんであり、白はんぺんは食べないのだそう。

「白なんか食べないわよね~!」

と小馬鹿にされてしまった。

この、横丁飲みは、地元の人の生き様が節々に見れた。

深くは聞かなかったが、みんな業の深い生き方をしてそうだ。
でも、そんな心の拠り所的なこの店は、ママの人柄があってこそだろう。
また来ることがあれば、またこの店に入りたい。
そんな、ママの優しさが滲みでている「しょうちゃん」であった。

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優しいママの、名物おでん。

静岡市葵区常磐町1丁目362号線沿い JR「静岡駅」から徒歩15分

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大衆酒場 多可能 (たかの) 静岡

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さてさて、今回は居酒屋行脚静岡遍である。

静岡駅周辺は実に飲み屋が多い。居酒屋、焼き鳥、鰻屋、割烹、料亭。
飲み屋の隣は、飲み屋。飲み屋の上は飲み屋。こんな感じである。
さて、店先に出てるメニューに目を光らせると、鰹、鱧、しらす、鯵、の文字に僕のテンションは鰻登りだ!
しかし、逸る気持ちをおさえ向かうお店は「おい川」。
こちらは、太田氏お勧めの地酒が飲める居酒屋だ。
店構えは、大衆酒場だ。曇りガラスを開ける。

「ガラガラガラガラ~ッ。。。」

「エッ!?」

時計を見ると6時であるが、満席である。8人ほどのカウンター、15人ほどの座敷が奥にあるが、すでに地元の人でいっぱいなのだ。
仕方ないので、あたりの店でちょいと摘んで出直す。
飲み屋は、たくさんあるのだが、なかなか好みの店が見つからずさまようこと15分。渋い飲み屋を発見。
木で造られた小奇麗な外見。よしよしと入ってみると、なんと本日貸切!
しかし、こだわりがあるだろう御主人に近くのお勧めの飲み屋を尋ねると、裏の割烹を紹介された。
こちらも、小奇麗なお店で、キヨヒコ似の御主人が迎えてくれた。
静岡の地酒も7種置いてあり、いい感じ!
まずは、ビールで割烹ならではの、趣のあるお通しを頂く。

「ん!?」

4つの小鉢に盛られたそれらの味付けに僕は、不満を感じた。薄味なのだが、素材の味が抜けきった様な素っ気無い味だ。嫌な予感がする。。。
まあ、まあ、気を取り直して刺身で、地酒を頂こう!
刺身は、鮪、鰹、〆鯖、鯵、つぶ貝などが並ぶが、僕の選択はハタ!
これに、「国香こっこう」の本醸造をあわせて頂く。
ハタ科の魚はひじょうに淡白で美味しい。以前九州で食べた幻のハタ、キジハタはそりゃ~旨かった!
そんな想いに馳せながら頂く。

「ん!?」

身がぼけてて、ハタの味も香りもしない。種類を聞くと、アズキハタだそうだ。
以前、漁港で食べたアズキハタとは、えらい違いだ。造りを見てたらすでにサクに下ろされていた。まさかきのう、おとといのじゃね~だろうな。。。
まあまあ、たまたま旨くなかったんだろう、うまい奴は日を置いても熟成した旨みを出す。と取り直す。容易に取り直せるほど、日本酒が旨い!
ただ、これが旨いハタと飲めたら!と考えると心苦しい。

次に、「正雪しょうせつ」の純米吟醸と太刀魚の塩焼を頂く。う~ん、芳醇なのに切れ味するどい!
料理の方は、今一だったが、静岡の地酒の旨さと、酒のうんちくを聞かせてくれた御主人に先付けとしては、満足しつつ店を後にした。

そして、再び「おい川」へ!

背伸びすれば、なんとか中が見えるガラスを、祈る気持ちで覗いた。
しかし、そこには楽しそうに盛り上がるオヤジの姿が溢れていた。
明日出直すしかね~な!と思いながらも、6時で満席のこの店に明日何時に来れば良いのか戸惑いを隠せなかった。

さてさて、気を取り直して次の店へ!
次は「大衆酒場 多可能」。ここは、お酒と居酒屋行脚をこよなく愛する燻し銀な飲兵衛、酒徒さんお勧めの店だ。
ここも、地元の人で賑わっているそうだが、はたしてどうだろうか?
まさか。。。とは思いながらも扉を開けた。

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「ガラガラガラガラ~ッ。。。」

「うっ!」

あまりの活気に少々戸惑い立ち尽くした。ワイワイガヤガヤ部屋が揺れてるんじゃないかと思う空間。
10人ほどのカウンターはいっぱい。30人は座れそうな奥の座敷も若者でいっぱい。
入り口に一番近い5人掛けのテーブル席だけが、空いていた。
とりあえず、そこに座りビールを頂く。すぐに、2人連れの男性が入ってきて相席。
しかし、ここからが一番この店を見渡せて良い席だった。

まさに、地元の溜まり場!という感じだった。良い意味で!

料理は、50品はあるだろう豊富さと、どれも400~600円という安さ。
お酒は、そこまで種類が無く、こだわりはなさそうだが、そのあたりもざっくばらんに似合っているお店だ。
刺身も7種ほどあり、僕は鯵の酢〆を頂いた。
3枚に下ろした半身を3つくらいに切り分けただけの大きさがなんとも旨かった。
周りの客の注文を聞いてると、刺身を頼んでる人が圧倒的に少ない。
僕だったら、真っ先に目が行くものだが、この辺りが地元静岡の人の飲み方なのだろう。

カウンターの若い兄ちゃんは威勢が良く、ホールのおばちゃん達は、休む暇なく動いている。
奥の座敷は大学生の団体だろう。そして、カウンターは常連のオヤジで占められている。
う~ん!東京には無い、なんとも形容し難い心地良い雰囲気だ。
名前の通り、まさに「大衆酒場」なのだが、東京だったら入り交わらないだろう世代がうまく景色に溶けこんで飲んでいる。

居酒屋の「居」は居心地の「居」。

ここに、座ってるだけで静岡の住人になったような気分になれる。
こればっかりは、行って頂かなくては伝わらないだろうが、行けば解るさ!と言いたくなる素晴らしい酒場なのである。

静岡市葵区紺屋町5-4   054-251-0131
JR「静岡駅」徒歩5分     日曜定休    16時30分~23時

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アボガドとビール

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僕の、アボガドとの本当の出会いはケニアのガリッサだ。

それまでも、寿司職人の友達にサーモンと一緒に巻いてもらったり、居酒屋のサラダなどで食べていたが、どうも青臭さが苦手だった。
久しぶりに食べたのは、NGO時代のケニアである。
それまで、日本のスーパーで見ていたのとは、全く違うアボガド。
大きさは3倍もあり、まるでダチョウの卵。これも解りずらいか。。。
まるで、恐竜の卵!これも微妙だが、押し切る!!!
この大きさが、3シリング~5シリング(6円~10円)なのだから嬉しい限り。
話は戻り、ケニアで食卓に出てきたアボガド。もう、熟れ熟れの形が崩れてきているやつだ。
日本から送ってもらったわさびをつけ、醤油をつけ、口の中へ。
えっ!!とろける~(脱力)。
そして、無意識にビールが口に。。。

「くひ~~~~っ!!!」

しびれるうまさ。
この日以来、ケニアの食卓には、アボガドの登場率がアップする。
それは、食材を買いにいく人に頼むのもあったけど、僕が建築の現場帰りに市場に寄って買って来ちゃうから!
おかずとしても、大活躍で、マヨネーズをつけてご飯と食べても、デ~リシャス!!
これ以来、日本に帰ってきてもアボガドは常に家にある。

日本に輸入されているのはメキシコ産が多く、小さめだが、ここで買うコツを伝授しよう。
アボガドの一番うまいのは、熟れている時である。
皮を押すと、へこむぐらい柔らかいやつ。日本人はなじみが薄く、さわってブヨブヨしている野菜は敬遠する。しかし、アボガドは別!
料理の用途によっては硬めが良いかもしれないが、たいていは柔らか目がベスト!
だが、食べる日が3日後ぐらいのときは硬めの方が良いだろう。常温で置いておけば3,4日でベストの状態に熟れてくれる。

こんな感じで、元々苦手だったものが、大好物に変わった例は少なくない。
タイのナンプラーもそうだ!
最初に行ったとき、向こうでもそんなに好きになれなかったのだが、日本に帰ってくると食べたくてしょうがない。常に家に置いてある。
それは、思い出に浸るのにそれらが、不可欠だからかもしれない。
もしくは、思い出に浸って飲んでると食べたくてしょうがなくなるんだから初めから買っとけ!と言う説もある。


一人酒の一番旨い瞬間とは、想いから味が引き出され、味から想いが確かめられる時である。
これ、飲酒の極意なり。

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