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海鮮市場 小さな築地 (吉祥寺)

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ここは、ご覧の通り中央線の高架下に構える大衆居酒屋である。

創業14年。ご主人が毎朝、築地で選んだものが店に並ぶ。
このたび、お店が、中央線の高架工事に伴って、今月8月を持って休業することが決定した。
しかし、休業ではなく、引退のようだ。
今後の、店を出店する費用などの補償はなく、しかもここらは、もっと地価があがるらしい。

ここは、まさに、いせ屋やカッパに次いでの地元民の憩いの場であり、17時を過ぎると、次々にサラリーマンや年配の方で、溢れかえる。店の入り口は開けっ放しで暖簾一つで外と中が区切られているのも気持ちが良い。
店先では、オヤジさんが、仕事帰りのお客さんを呼び、カウンターは板長をかこみ15人ほどが座り、飲んでいる。
この日の刺身も、13種ほどそろい、なかでも、真鯛、秋刀魚、縞鯵がお勧めであった。
僕は、まずサバの炙り寿司を頂いた。3かんで450円とは安い!
う~ん、脂が滲みだし香ばしく最高にうまい。

ここは、鯵の一本寿司も名物で、1匹丸ごと使い4かんで650円は嬉しい。
「浜やん」や「カッパ」で飲んだ後は、ここで〆の鯵寿司を冷で頂いて帰るのが、吉祥寺のコースであった。
他にも、ふぐのから揚げや、ドジョウ柳川は実に美味しい。
椅子一つ見ても、とても良い具合に古びており、今までに何人のお客がここで酔いしれたのかと想像させる。

こういった、地元の憩いの場が、区画整理等で無くなって行くのは、実に惜しい。
いつも、まわるコースが決まっていた人間にとっては一大事な寂しさである。

「閉まるまでに、また来るよ!」

僕が、御主人に残した言葉だった。

東京都武蔵野市御殿山1-1-1   0422-21-4449
JR[吉祥寺駅」より徒歩3分       今月一杯休み無し  全品2割引


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コメント

古き良き店が少しずつなくなっていくのは悲しいですね。。。よく通っていたお店なら、なおのことだと思います。

考えてみると、今自分が好きで通っている店をやっている人は全員が自分より年上なわけで、遅かれ早かれ、こういう経験を味わっていかなきゃいけないんだろうなあと思うと、少し寂しくなります。永遠に続くものはないので、仕方ない話ではあるのですが。

投稿: 酒徒 | 2005/08/21 23:08

そうなんです。以前、週1で何年も通っていたお店が、閉まってしまった時は、本当に「ぽっかり」心に穴が開いてしまったようで、未だにそこより居心地良い店は見つけられずにいます。
地方で良くしてもらったお店を何年後かに再訪した時に、無くなっていた時のなんとも言えない寂しさも辛いものです。
僕らはこれから何軒ものそういうお店を目にしていくのですね。
しかし、いつも開いていてあたりまえな気分で通っているので、その瞬間が来るまでなかなか実感が湧かないものです。
仕方ないと思いつつも、寂しさを胸に「今までありがとう」と感謝するしかないのかもしれませんね。。。
そして、いつも帰る間際に「ありがとうございました!」と言ってくれるお店の人に「こちらこそ今日もありがとう!」という念を示していきたいものです。

投稿: 酒天童子 | 2005/08/21 23:36

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