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鍵屋 (根岸)

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雨の続いている今日この頃。
こんな雨の日は、「伊勢藤」の暖簾をくぐりたくなる。

しかし、今日は負けず劣らずの素晴らしき居酒屋、念願の「鍵屋」。
仕事やもろもろ一段落着いたので、今日は自分へのご褒美。

安政3年に酒屋として始まり、今の建物も大正元年に建てられたという歴史ある
「鍵屋」。
店の椅子の磨かれ具合、焼き物に燻された壁、そうしたものが容易に歴史を感じさせてくれる。

さっそく、酒。とのことを伝えると「甘いの?辛いの?」との問い。
これは、櫻正宗か大関かということ。
まずは、大関を1本つけてもらった。

じょうごの上には量り枡が置かれ、それで並々と徳利に入れられる。
そして、その後これまた歴史を感じさせる燗付け機へ。

焼き物をしながら見計らって徳利を握るご主人。
絶妙な、ぬる燗で煮豆をつまみ感じる秋の夜風。

「はい、鴨焼き」。
この鴨のうまいこと!
噛むほどに脂が流れ出し、太い葱から溢れる甘さが鴨の脂と絡み合う。
それを、ぬる燗で包む愉しさ。
たまりません。。。

そして、今度は櫻正宗を頂きながら、「鰻のくりから焼き」を待つ。
ここの徳利はいいな~。
素焼きのようなシンプルさ。まさに江戸を感じさせる。
分厚い木のカウンターを撫でながらお猪口を傾ける。
そこで目についたひとつの驚き。

なんと、カウンターの木の継ぎ目に楔が打たれている。
こんなカウンター見たことない。
こうして、お客のこころにもしっかりと楔を打っている、この「鍵屋」。
素敵です。

「はい、くりから!」
うまく串に刺された鰻は甘いタレが絡み匂いだけで酒が進む。
昔から「鰻屋は煙を喰わす」というのは、納得の一言。

これが、また最高に美味!
鰻の脂をタレが惹きたて、それを迎え撃つは櫻正宗で候。
まさに江戸の粋だ。

欲を言うと僕はもう少し上燗のほうが好きかな~。武蔵屋くらいの。
と思わせるくらい涼しくなったものだ。

常連のごとく2合でさっと店をでたが、「鳥かわなべ」も食べたかったな~。
まあ、近いうちにまた来よう!今夜は、これからまだまだ行脚しなくてはならないお店が目白押しだ。

「ありがとうございました。」とのご主人の声を背中で聞き、僕は足早に駅へと向かった。
次の下車駅は「三ノ輪」。

これでピンと来た飲兵衛な貴方。
乞うご期待!

JR「鶯谷」駅から徒歩5分  台東区根岸3-6-23  03ー3872ー2227
営業時間/17時~21時
定休日/日曜・祝日


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