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岸田屋 (月島)

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「魚三」を後にした僕は、一路「山利喜」へ!
しかし、19時前と一番混む時間帯ゆえ10人以上の列ができていた。
新館のほうが早く入れるだろうが、やはり本館で飲みたい。

しばらくするとさっきからぱらついている雨が本降りになってきた。
まだ2人組が3組もいるのにこれは頂けない。
スパッ!っと見切りをつけ大江戸線に飛び乗る!
そしてやってきたのは、ここ「月島」。

月島駅からもんじゃ屋街のメイン通り方面に一本裏道を歩く。
鮟鱇鍋で有名な「ほていさん」のところから抜けてメイン通りへ。
しっかし、いつ来てもそこそこお客さん入ってるな~どこも。
酒友のブログにも書いてあったが、こんなに同業者が連立していてよく潰れないものである。

とあるお店にヤンキースの松井が来店した時の写真が貼ってある。もう原宿のようなノリだなこりゃ。
歌舞伎町のエロビデオ屋に松井の写真があったときは笑ったけどね。

こんなもんじゃ街を歩いていると、ふと路地裏に赤提灯でも見えると妙に魅かれるものである。
飛び込みたいな~と思いつつも本命はもちろん「岸田屋」。

何年ぶりになるかな~。
女将さんは元気かな~。などと郷愁にふけっていると、あの時代の滲み込んだ暖簾が見えてきました。

う~~~ん。相変わらず惚れ惚れする見事な暖簾だな~。
スリガラスの上から店内を覗く。
おっ!!メインカウンター空いてるじゃない!

週末じゃメインに背を向けるカウンターでもいた仕方なしと思っていたがこりゃ~ついてるね!
「がらがらがらっ♪」
席に隣人の上着が置いてあったのだが、店員のお姉さんがやんわりと伝えてくれる。
はて、この店こんなに若いお姉ちゃんいたかな。女将さん、玉手箱開けたかな。
というのは恥ずかしながら以前来た時、飲みすぎていて記憶が曖昧なのである。

しかし、今回は改めて「岸田屋」の素晴らしさを堪能したぞ!
ここは東京三大煮込みにも数えられ、美味しいんぼの1巻にも登場する老舗。
北千住「大はし」森下「山利喜」、ここ「岸田屋」が三大煮込みと称されているが、比べるのは難しいな~。
僕は「山利喜」のが結構好きだけど、洋食チックなあれを「煮込み」と認めない飲兵衛もいると思うし、好みは3つに分かれると思う。

そして、ここは「煮こみ」よりも「肉豆腐」がお勧め。
ここの「肉豆腐」は東京一だと思う。
豆腐の上に甘い汁を吸った肉と長ネギが乗せられ、これらを一緒に食べる幸せといったら、ここでしか味わえない。ピリリと効かした七味とネギの甘みが背徳的なうまさだ!

それにしても、ここのカウンターは素晴らしいな~。
こんなにも年季が入り、木の温かさが出ているカウンターは他にないよ。
根岸の「鍵屋」も素晴らしいカウンターだが、僕はここのカウンター好きだな~。

そして、店員の若いおねえちゃん、初々しいな~。
この2人のおねえちゃんが主にカウンターに立ち、女将さんは厨房にいてお客さんの出入りの時に顔を出す。

野毛の「武蔵屋」にも若いおねえちゃんがいて女将さんとのやりとりが家族のようで微笑ましかったけど、ここもいいな~。
こうやって古き良きものが、若い世代に継承されていくというのをお客として見守れるのは幸せなことです。

ここの酒は、「菊正宗」と「新泉」が熱燗。冷(常温)や冷酒に「川亀 純米吟醸 生酒」「百万石」「吉野杉 樽酒」がある。
14人座れるコの字型カウンターと、それに背を向けている6席ほどのカウンター。
天井にはご主人が釣り仲間と釣り上げた魚拓が所狭しと貼られている。

熱帯魚の水槽とテレビはこの店には不釣合いだな。と思いつつもなんともこじんまりとした一体感が本当に心地良い。

心地良さに合わせて、酒と「ぬた」を追加。
この「ぬた」のうまいこと、うまいことっ!
絶妙な酢味噌とネギの「ぬめりと甘み」が病みつきになるぞ、こりゃ~。
いや~愉しいな~。。。
しかし、愉しいことには限りがあり9時丁度に暖簾が仕舞われました。

ほほ~う、入り口一杯のこの暖簾を中にして飲むのも、また一興である。
外の世界と隔離されたようなこの感覚がこれまた妙に心地良い。

「あ~。いいな~。岸田屋。。。」と浸っていると、暖簾を仕舞っているにも関わらず入ってくる客の多いこと多いこと。

女将さんも人が良いので、断りきれず「あと1時間もないですけど良いですか。」
と入ってくる客に言う。
明らかに困っている女将さんの対応に誰か一人くらい「じゃあまた来るよ!」と粋なことを言う人はいないのだろうか。と見守っていたがいなかった。

まあ、こんな風に感じたのもあまりにも「岸田屋」の雰囲気が良すぎて女将さんに同情してしまっている自分がいたからなのである。

素晴らしき月島の「岸田屋」。
ご主人亡き後、いろいろとあったであろうが、女将さんを大切にする店員とお客さんと共にいつまでもあって欲しいと切に願う。


大江戸線「月島駅」から徒歩10分 「勝どき駅」から徒歩5分
03-3531-1974
東京都中央区月島3-15-12
17時~21時(暖簾仕舞い)
日曜・祝日 定休


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