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魚三酒場 (常盤支店 森下)

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ようやく一段落し、久々に飲みに行けそうな土曜日。
さて今日はどこに行こうかな~。。。

四谷に用があるのだけれど、せっかく行くんだったら「鈴傳」の開いている日に行きたい。
そして、そこから神田まで行き「みますや」に行きたいものである。

しかし、今日は土曜日ということで、下町「森下」にやってきた。
森下といえば東京三大煮こみの一角「山利喜」や馬肉料理の「みの家」などが有名であるが、まずは「魚三酒場」の常盤支店に行ってみよう。

ここは、門前仲町の「魚三」の支店である。
「山利喜」のある森下の交差点から清澄通りを清澄白河方面に下ること5分。
この立地から森下において「北の山利喜」「南の魚三」と言えよう。

煮こみで黒ビールは後にして、まずは「魚三」で刺身と燗酒!
17時半に着くと待ち人が3人。
こちらは本店と違い、スリガラスではない。
暖簾の下からわずかに見える店内が非常に良い感じだ。
造りは、本店と同じ20人ほどが座れるコの字型カウンターが左右に並び、双方に店員のおばちゃんが構えている。

ちょうど4人組が一気に抜け、先の3人組と一緒に入ることができた。
しかし、こういった店に3人や4人で来るんじゃね~よ。しかもここの大徳利(5合くらい入りそう)でベロベロになり財布を忘れていく始末。
当の本人も「この財布違いますか~。」と隣人に聞いて回り「じゃ俺のだ。」なんてんだからまいっちゃう。これがちょうど俺と同じ歳ぐらいなんだな~。恥ずかしい。。。

さて、まずは燗酒をもらおう。
「熱燗と生白子ください。」
いや~生にするか焼き白子にするか迷いましたよ~。
でもせっかく魚三に来たんだから「生」でしょう!

やっぱりこれだけ魚料理の短冊が並んでいると楽しいな~。ここも本店同様100種類以上の品目が用意されている。
僕は悦な目で短冊を眺めているとおばちゃんが酒を注ぎに来た。
ふと目を下ろすと燗だと告げたのにおもむろに冷を注ぎ始めたこのおばちゃん。

ええっ!?と思ったけど駆けつけに飲むには冷も悪くはない。
こぼれないように口切り一杯のコップを引き寄せ「ずずずっ♪」と啜り、
「ぐびぐびっ♪」と一気に飲み干す。今度こそはと燗酒を頼むと、そこに運ばれてきた「生白子」。

うわ~なんだこの量!
軽く茶碗一杯入ってるよ~!
一塊の白子に刻みネギを乗せて醤油につける。いや~この鮮度、うまいね~。。。
これで飲む燗酒は最高ですわ~。

しかし、このおばちゃんおっちょこちょいだな~。
生だって言ってるお客に瓶ビール出して、少し困り顔で「ビール飲まない?」とあたりの客に聞き、躊躇してると置いていってしまう。
「鯛のカブト煮」と「焼き」を間違ってしまうと妙な沈黙で「じゃあそれでいいです。。。」と客に言わせてしまう。

そんなに嫌な感じじゃないんだけど、この辺りを「下町らしさ」と一言で片付けてしまっていいのかは少々疑問だ。
そして本店では感じなかったのだが、どうやらこの店ではこんなことも当たり前らしい。

恐らくここは注文の間違えが日常なのであろう。
おばちゃんも覚えてないので、厨房から刺身や焼き魚が出されると
「はいっ!中トロのお客さん。」「はいっ!鰤カマのお客さんは?」と大声で聞く。

この声に耳を傾けているのは頼んだお客だけではない。
少し待っても手が挙がらなければ「おっ!うまそうだな!」と思った客がそれらをかっさらって行くのである。そうした人は回を重ねるごとに決まってきてどうやら常連のようなのだが、まさにハイエナのような連中だ。
この人達、酒だけ頼んで肴は自分で頼んでないんじゃないかな?と思わせる程である。

う~ん、この辺りも見ていて楽しいな!もう市場の「競り」のような状態だもんね。
そして、今回は焼き魚も食べれました。
この「鰤カマ」がおっきくて美味くて最高ね!

箸を入れると脂で滑っていくように骨から外れる身。
これを「おろし」に醤油差して頂いたらもう酒が止まんね~よ!これで450円?
ありがたいね~。

いやいや最初は少し面食らう場面もあったけど、慣れれば間違いなく本店より楽しめます。
こう考えると、接客には賛否分かれている本店のおばちゃんだが、あれだけの注文をちゃんと捌いているのはたいしたものだな~。

職人の仕事を感じたいなら本店に!
地元ならではの「遊び」を感じたいなら常盤に!
どっちもお勧めのここ「魚三酒場」である。


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白子と燗酒で温まる冬。


都営大江戸線・都営新宿線「森下駅」から徒歩5分
江東区常盤2-10-7
03-3631-3717 
日曜・祝日定休 
16:00~21:30 


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コメント

なるほど、森下にも支店があるとは知りませんでした。ただ、個人的な好みを言えば、この対応はいただけないような。居酒屋で多くを語りたいタイプ(特に、大声で「それ、僕のです」とか「それ、僕の注文じゃないです」とか言いたくないタイプ)としては、本店のように、過剰に厳しい対応でも、きちっと頼んだものを出してくれた方が納得できるように思います。このみなので何とも言いにくいですが、ともあれ、この店はどこの支店にしても行く人を選ぶ店ですね(笑)

投稿: 酒徒 | 2007/01/22 00:11

まさにおっしゃる通りです!
僕も初めに冷が注がれた時点で興ざめしてしまいそうだったのですが、この日は自分の価値観を置いて郷に従ってみました。
そして、酒徒さんの九州行脚に影響されたせいもあるのです^^

きっと地方でこうした対応に出会ってもそれほど違和感はないんだろうな。その土地らしいな。と感じたことと思います。
下町に飲みに来るというのは、もはや「小さな旅」ですからね。
ちょっと初心に帰ってみました。

もう一つ新小岩にも支店があるみたいなのですが、ほんとに魚三はどちらも客を選びますね。
同時に客によってこのお店は色づいてきたのだなと感じました。
その辺りも楽しいところです^^

投稿: 酒天童子 | 2007/01/22 01:26

あ、間違いました。多くを語りたい、ではなく、語りたくない、でしたね。。

新小岩に支店があることは知ってるのですが、実はまだ行ってないんですよー。この滞在中に行けたら、是非レポートしますね!

投稿: 酒徒 | 2007/01/23 01:14

今回は大忙しですね!
久しぶりの同僚の方との飲みも盛り上がったことと思います。
僕の好きな「遅刻魔S」さんの登場が楽しみです^^
あと少しの滞在でしょうが、たっぷり楽しんでくださいね。
とは言ってもじっくり振り返られるのは、中国に戻ってからだと思いますが。。。

投稿: 酒天童子 | 2007/01/24 09:30

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