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斉藤酒場 (十条)

さてさて「埼玉屋」を客の中では一番に出てきてしまった僕は、「東十条」駅に向かって歩き出した。後ろ髪ひかれる思いだったが、めったに来れない十条方面。
このまま帰ってしまうには口惜しい。
17時過ぎにしてまだ辺りは明るい。冬はすっかり去ったのだな~。。

「東十条」駅前を通り過ぎそのまま「十条」駅方面へ。
そのあいだに目にした数々の飲み屋。
安くて良さそうな店が何軒かあった。いいな~このあたりも。
ということで、これを見て欲しい。

1

実は、この「赤羽」を頂点とした「赤羽」「東十条」「十条」とを結んだエリアを誰が呼んだか、「居酒屋ゴールデントライアングル」と呼ぶらしい。
確かに居酒屋は多いが、バックパッカーの僕には「ゴールデントライアングル」と言えば「タイ」「ミャンマー」「ラオス」の麻薬地帯の方が頭をよぎる。

ともあれ、そうして最後に向かったのは「十条」駅。
ここまで歩いてこそ三角形は完成する。
目的は駅からすぐの「斉藤酒場」!

Dsc03018

ここも都内屈指の「古き良き」大衆酒場である。
昭和3年創業ということだが、外見からはそこまでの風格は感じさせない。
しかし戸を引いたとたんにその「年月」が空間を包んでいた。

うわ~~っ!オヤジで溢れかえってるよ!!
ちょっと広い蕎麦屋ほどの広さだが50人はいるぞ。
いや~見事に満席ですわ。。と思っているとあっという間に一人が席を立つ。

「はい!こちらへどうぞ~!」
割ぽう着姿のおばちゃんが優しく席へと導いてくれた。

店には大きなテーブルが5つほどあり、そこを囲んで男たちが思い思いに酒を飲んでいる。
カウンターは無くすべてが相席である。
僕のテーブルもなんとも古いテーブルだな~。
まるで根岸「鍵屋」のカウンターの様な分厚い木造りのテーブルだ。

そして、机上に並んでいるものも共通していた。
たいていの客が「串かつ」か「ポテトサラダ」で熱燗を飲み、席を立っていく。
ここの摘みはほとんどが200円~300円。それを越えるものは少ない。
しかし、この値段にして全うなものが出されているのは、この繁盛振りが物語っている。
僕は「煮魚鱈」を頼んだ。

それが来るまでは、お通しの「白菜の漬物」で熱燗を愉しんだ。
いや~すっげ~オヤジの根城だな~。。。
上野や浅草の六区なんかにもオヤジの集まる店はたくさんあるけれど、ここまで地元感漂う一様な光景は初めて目にする。

一言で表現すると「酒オタクの聖地」!?
そんな感じである。

思わず笑っちまっているとそこに「鱈」が運ばれてきた。
すこぶる小ぶりの「鱈」だが、一人で酒を飲むには丁度良い。
味も良く滲みてて飲兵衛好みな味付けだ。

いいな~。。。
今日だけでこの言葉を何回口にしたであろうか。
今思うと改めて幸せなことだ。

だっていいんだもの。。
てきぱき働くおばちゃんたち。うちのばあちゃんの若い頃を思い出させるような懐かしさ。
ここは、「昭和」で完璧に止まっているよ。

だからそんな時代に思い出の深いオヤジ共が毎日足繁く通うのであろう。
この店の雰囲気はもちろんのこと、このおばちゃんたちがいる限り変わることは無いと感じた「斉藤酒場」であった。


「十条」駅から徒歩1分
北区上十条2― 30― 13   03ー3906ー6424
16:30―23:30 日祝休


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東京(板橋、赤羽、十条、東十条)」カテゴリの記事

コメント

はじめまして。静岡在住の者です。
以前都内に遠征した際に、この斎藤酒場に行ってみました。
ここに限らず都内はあちこちとバリエーションがあって羨ましいです。

また寄らせて頂きます。m(_ _)m

投稿: 小林麦酒 | 2007/03/16 17:47

小林麦酒様

初めまして。静岡に住まわれているとのこと羨ましく思います^^
都内には、確かに素晴らしき居酒屋が数多くありますが、町の居酒屋どこへ入っても新鮮な魚が食べられる海の近い辺りもいいな~と思います。
僕も、そちらを覗かせて頂きます。
よろしくです!

投稿: 酒天童子 | 2007/03/16 20:11

はじめまして。すごく懐かしくってコメント書きました。15年位前の大学生の頃、十条に住んでて、寮の仲間と夜な夜な斉藤に飲みに行ってました。貧乏学生をダイレクトに直撃する値段の安さで、大変お世話になりました。今は長崎に住んでて行くことはできないけど、また行ってみたいなあ…

投稿: mark | 2007/06/04 22:02

はじめまして。
長崎ですか~。。僕はバイクで一度行っていますが、大変美しい街でした。島原の方からフェリーで熊本に渡ったのですが、あっちの海沿いも最高でした。ただ、居酒屋をまわる時間が持てなかったのが唯一残念です。。

学生時代でしたら、斉藤酒場のおばちゃんたちにも癒されたのでは。。東京にいらした際には是非再訪してみてください。
きっと当時と変わらない時間が流れていますよ。

投稿: 酒天童子 | 2007/06/05 01:15

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大衆酒場「斎藤酒場」。王道を歩む老舗。 1928(昭和3年)に創業。以後、… [続きを読む]

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