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おでん 江戸源 (銀座)

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以前から来たかった銀座のおでん屋 「江戸源」。
昭和30年創業のこの店は、元は芸者の置屋だったそうで、さっきの「秩父錦」とはまた違った趣きある佇まいだ。

「季節料理」と文字の入った提灯の灯りが優しく誘う。
入り口が開けっ放しになっているのも、初夏が近づいてきた証拠かな。

入るとすぐのところに椅子に座した大女将がいらっしゃった。
とうに80歳は超えていそうな大女将。志村けんのように腰が曲がってしまっているのだが、それでもカウンターまで案内してくれる姿に癒される。

8席ばかりのカウンターには3人組が2組。
僕が座ろうとすると、1組のおじ様方が端につめてくれた。
「あっ、ありがとうございます。」
「いや~いいんだよ~。。」
と少しばかり酔った口調で返してくれる。

こんな客層なのも銀座という場所柄もあるが、おそらく大女将の人柄が客の酒品を創っているのだろう。大塚「江戸一」のような客の品を感じた。

素晴らしく古めかしい店内は、至る所にその良さが見える。

簡単に泥棒入られちゃうだろうな。と思わせる木枠の窓や、客がひじを突くと軽くしなるカウンター。トイレも1階は男性用のみというのも「虎ノ門 升本」以来見ていないスタイルだ。

カウンターのうしろには、10人ほど座れるテーブル席が一つだけ。
2階が座敷になっているものと思われるが、上がっていないので様子は分からない。
かつて芸者の置屋だったというこの建物なのだから、2階も見ておけば良かったな。と今にして思うが、カウンターに座っているときは、1階の雰囲気だけで満たされてしまったのだ。またの機会にするとしよう。

まずは、燗酒を頂き「先付け」の2品を摘んだ。
供されたのは、まさに「先付け」と呼ぶに相応しいものだった。

1品目の奴っこには、細切りの紫蘇とおろした生姜が乗せられ、もう1品には里芋と桜海老、それにレモンを挟んで鮟肝が添えられている。
里芋の優しい甘みと桜海老の香ばしさ、そしてレモンでサッパリさせても濃厚な鮟肝。
こりゃ~燗酒がゆっくり飲めるな~。。。

もうこれだけで心は満たされてしまったのだが、せっかくなので「おでん」も頂こう。
ここは1品150円で出している。
銀座でおでんが150円で食べられるというのだから、これは嬉しい。

おでんだねは、牛スジ、大根、ハンペン、いわしつみれ、ロールキャベツ、がんもどき、さつまあげ、さといも、じゃがいも、などなど。

カウンターの中では、白衣に帽子をパリッときかせたご主人がダシ汁を足しながらカウンターの客によそってくれる。

「大根とがんも下さい。」

う~ん、上品なダシが滲みてて、このお店の雰囲気や燗酒と一層合うな~。。
「季節料理」ということなので、他にも刺身や旬な肴があったのだが、それは次の機会にしよう。

銀座という街が思わず好きになってしまう、ここ「江戸源」であった。

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中央区銀座7-2-10
03-3571-1467
17:30~22:00
日祝定休

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酒蔵 秩父錦 (銀座)

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銀座~にも~。。あったんだ~♪
とさっきとは違った意味で口ずさんでしまう、見事な店構えを誇る、ここ「秩父錦」。
昭和初期に建てられたこの建物は、かつて「炭」を売っていたという。

銀座という歴史ある街に、いまなおこうした建物が残っているのは嬉しい限りだ。
暖簾からわずかに見えるのは、入ってすぐのカウンターかな?
一見、空いてる席が見当たらないが入ってみよう。

「がらがらがらっ。。」

薄暗い温かな灯りが店内を包む。
カウンターの中にいるおばちゃんに一人と告げると、1席だけ空いていたカウンターに通される。

15人ほどのカウンター、そのうしろにテーブルが4つ、奥に小上がりが広がっている。
平日6時にしてほぼ満席の店内。
仕事帰りのサラリーマンが多いが、あきらかに80を超えてそうな老人の集団がテーブル席で派手に飲んでるのは、なんか銀座らしいな~。。

「秩父錦」は1749年創業の「矢尾本店」にて250年以上も造り続けられている酒だ。
寒造り、純米、辛口などが2合で700円ほど。
まずは、純米を2合、そして「ほうぼう刺し」を頼んだ。

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ここの名物は、ほとんどの客が頼んでいる「紙カツ 750円」。
わらじ大の大きさのカツに自家製ごま味噌ダレで食べているようだ。
僕は一人なので、とても頼めず、目で楽しませてもらった。

黒板に記されたこの日のメニューには「ひらめ」「ほうぼう」「あいなめ」「かつお」「飛び魚」などの刺身が650円~800円。
他には、短冊に「自家製さつま揚げ」や「どじょうのから揚げ」など嬉しいものが連なっている。

一人の客は少なく、カウンターは2人で、テーブルや小上がりは数人で思い思いに酒を傾けている。
酒は「秩父錦」1本だが、この店内でこの徳利を傾けられる喜びは、この店でしか味わえない。

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中央区銀座2-13-14
03-3541-4777
17:00~22:30
土、日、祝日定休

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三州屋 銀座店 (銀座)

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銀座~にも~♪あったんだ~。。。
なんて福山を口ずさみたくなる大衆割烹、それが三州屋 銀座店!
最初は2丁目の銀座店を目指していたのだが、どうやら1丁目店に入ってしまったようだ。
まあ、良しとしよう!

高級なイメージがある銀座だが、大通りから1本裏道に入ってしまえば、わりかし大衆的な店が目に付くものである。そんな中の1軒、三州屋の扉を開けた。

「がらがらがらっ!」

カウンターはなく、10人掛けのテーブルが3つに6人掛けのテーブルが3つ。
虎ノ門 升本のように、相席あたりまえの店内が逆に心地良い。

いや~この小じんまりとした空間は落ち着くな~。。
と浸っているとお通しを持っておばちゃんが駆け寄ってきた。

「なんにする~?」
「刺身は、今日全部あるんですか?」
「ごめんなさいね。ホタルイカだけ入ってこなかったのよ。あとは全部あるわよ。」

鯛、縞鯵、鰹、かんぱち、鯵、赤貝、〆鯖などが600円~1200円。
う~ん、時期的には鰹か。鯛と赤貝はギリギリかな。
と考えた挙句、値段的に〆鯖を頼んだ。だってこんな時期的に難しい時に1000円以上も出せませんよ。。

なんてのっけからセコさ炸裂だが、刺身以外は本当に大衆的なお値段。
50種を超える短冊には、鮎、穴子、おこぜ、鰈、どじょう、金目、さざえ、などが煮付け、から揚げ、塩焼きなどで楽しめる。

なんだか魚三に来たような高揚感だな~♪
中でも、「青柳ぬた」が目を惹いた。
あとで頼もうかな。

そこに来ました、「〆鯖」!

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いや~美しい!量もなかなかではないか。
まずは、黒ラベルを「とくとくとくっ。。」っと注ぎ、ゴキュッと飲み干した。

若い頃は「とりあえず生!」なんて叫んでたけど、なんで瓶ビールという選択肢が無かったのであろうか。。こんな愉しいものを。。

こういう愉しみを知ってしまうと歳をとるのも、まんざら嫌でもないなと思えてくる。
来月には、ついに三十路になります、私。

まあ、そんなことより「〆鯖」美味いわ!
生姜とおろしが添えられて、どっちで頂いても新鮮な鯖を引き立ててくれる。

隣のおじ様方の酒が空くと、すかさず女将さんが「次なんにする~?」と声をかける。
「そうだな~。。じゃあ芋をボトルでもらおうか!」なんて具合に話が進んでいく。
決して、押し付けではない声の掛け方が気持ち良い。

隣の空いた皿を下げる時には、僕の瓶ビールの残り具合に目線をおとす。
う~ん、プロだな~。。

三州屋は以前、新橋で入って以来、苦手意識があったんだけど場所によって全然違うんだな~。。他に神田にもあるし今度行ってみることにしよう。

さてさて、次に行きたい店があるので、ここはこれでご馳走様。
店を出て、窓から中の様子を伺うと、なおさらほっとさせてくれた、ここ「三州屋」であった。

中央区銀座1-6-15
03-3561-7718 
11:30~15:00、16:30~22:30(L.O.21:45)
日曜定休

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焼き鳥 ふくや (喜多見)

日曜日は、まさに五月晴れだった。
不快指数0で、風が本当に気持ち良かった。

昼間、祖師谷まで自転車で出かけた僕は、帰り道に野川を通った時、あまりの心地よさにビールが飲みたくなり近くのコンビニでちっちゃい瓶のビールを買って川沿いで飲んだ。
まるで湘南のような風が吹き、川を通り道にしていた。

自転車で通ってきたけど、成城と喜多見って坂下っただけで、天地の差があるよな~。
成城はやはり高級と言われるだけあって閑静な造りが素晴らしかった。

さて、今日は喜多見で軽く飲んで帰ろうかな。
実は、2000円しかないんだ、今。

日曜の夕方ということもあり、まだ開いていないお店が目に付く。
そんな中、店頭で焼き鳥を焼いている店が一軒目に付いた。

店は「ふくや」。

暖簾に「地酒」の文字もあるので、さっとくぐって中へと入った。
年季の入った店造りで、カウンターにはベレー帽をかぶった年配の客が一人。

酒は「白馬錦」「男山」「八海山」「高清水」が500円くらいから。
まあ、このあたりの商店街の居酒屋だったらこれは仕方の無いこと。

「焼き鳥」の他はいかにも手造りというような家庭的な品書きが並ぶ。
これはこれでほっとするね!特に今日は日曜だし。

そんな中から「屋久島産トビウオのさつま揚げ」をもらう。
トビウオは足の速い魚だから屋久島なんて遠いとこよりも八丈島辺りの方が鮮度良いのでは?と思ってしまうが、これは私がわるうございました。

青魚から作ったとは思えない、綺麗なさつま揚げが6枚も。
これに生姜を乗せて醤油で頂くと、新鮮な弾力と脂が「じゅわっ♪」
こりゃ~酒が美味いわ~。。

ということで「焼き鳥」は試せなかったのだが、「男山」と「高清水」を頂いて御暇しました。
気軽に入りたい日曜の夕方はこうした大衆的なお店が逆にありがたいねえ。
酒の揃えやなんやらよりも、こうして店先で焼いてるオヤジさんや、料理をしてくれる女将さんの姿が癒してくれる。

酒場って本当に千差万別だな~。。たのし。


小田急線「喜多見」駅から徒歩3分
東京都世田谷区喜多見8丁目15-27
03-3416-2258

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葉っぱよりも焼酎とオナゴ!

タイはここ10年の間に日本人に馴染みの国になった。
お隣カンボジアはアンコールワット、そのお隣のベトナムは雑貨や料理で人気の国だ。
ラオスは、タイとカンボジアに乗っかるように位置しているのだが、日本人にいまいち知られていない。

なので、まだまだのんびり旅が続けられる穴場なのである。
そんなラオスの首都ビエンチャンから2時間も行ったところにある「沈没」ポイントがこの村。

名は、バンビエン!

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どうだい。この景色は!
まるで日本人の想像する中国の秘境のようではないか。

先ほどの「沈没」とは、その村またはその宿からすらも移動することを止め、ひたすら無気力になっている旅人のことである。
いや、「旅人」というのはなにかしら目的を持って旅をしている者であり、彼らは「旅人」と呼ぶに相応しくない。

まあ、でもこの村ののどかな雄大さときたら、そんな気にさせられるのも良く分かる。と言いたくなるほど素晴らしいのだ。

ラオスを旅してて他の場所でバンビエンについて尋ねると「ああ、葉っぱ吸うところでしょ!」との返答。

まあこういった印象がみんなに浸透している場所なのである。
しかし、僕はこの村で葉っぱなんかよりも興味深いものに出逢った。

それがこれ!

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名前は、「Mロイ・ラオラオ・パッソムカン」。

「Mロイ」とはラオスで飲まれているオロナミンCのようなもの。
「ラオラオ」とは、ラオスの焼酎。
「パッソムカン」とはラオスの言葉で、ごちゃまぜにする。という意味である。

要は、「焼酎の栄養ドリンク割り」である。
日本では、この手の割り方はあまり馴染みがないが、東南アジアではよく見かける。
ヨーロッパでは、タイで作られた栄養ドリンク「レッドブル」をいろんなもので割るのが流行り、輸入を中止した国も出るほどだ。やはり危険な行為なのだろう。

しかし、このレッドブルをジンやウォッカで割って出す店が日本にあるので、興味のある方は覗いて見て欲しい。こちら

話は戻り、ラオスの「焼酎の栄養ドリンク割り」である。

これを目にしたのは、川沿いに建つ竹作りの食堂。川のせせらぎと夜風が心地よい。
まるで、京都鴨川の納涼床のようだ。

ここで、ビールでも飲みながら今日を振り返るか!と入った次第だ。
そこで目にした「Mロイ・ラオラオ」。

さっそく頼むと1分もしないうちにおばちゃんがニッコニコで怪しいものを持ってきた。
「これ、こっちの人はよく飲むの?」
「あ~、もうこれもんだよ!」
と拳を股間の前に突き出す。

その時感じたエロティックな視線。
3Mほど離れたテーブルには一人の女性。
僕とおばちゃんのやりとりを見ていたらしい。

この、隣のテーブルじゃなく、少し離れているからこそビンビン来る、彼女の視線。
わかるかな~この高揚感。

これからなにか始まっちゃうんじゃないの!

と少なくとも僕は感じた。
彼女はイタリア人で一人旅をしていた。

この店には僕と彼女だけ。
心地よい風に吹かれながら、その微妙な距離をしばらく楽しんだ。

話していると、なんと宿も同じことが分かり、あとは宿に帰ってビールを飲みながら話すことに。
街灯も無く、月明かりに照らされながら二人、宿へと帰った。
その後は。。。

もはや、「Mロイ・ラオラオ」の話なんかどうでもイイんだけど、一応伝えておくとただの「焼酎のリポビタンD割り」です。以上!!

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居酒屋 宿場 (西調布)

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調布は甲州街道沿いに位置しており、かつては江戸から甲府へ向かう旅人の宿場町であった。

今日、ご紹介する「宿場」も旧甲州街道に面しており、その佇まいはかつての姿を想像させる。

実はこの居酒屋は僕がもっとも永く通っている居酒屋だと言っても過言ではない。
高校が府中にあった僕は、友達と飲みに行くとなると調布界隈が多かったのだ。

「安く」て「量が多く」て「夜中遅くまでやっている!」という3拍子が揃えば、学生の頃に常用するようになるのは自然なことだった。
他にも何軒かこうした店が地元にあったのだが、残念ながら今は無い店がほとんどである。

この「宿場」は実は結構穴場な居酒屋なのだ。
というのも、特急の停まる京王線「調布」駅から一つはなれた「西調布」駅を最寄りとし、地元の人間でさえも飲むなら調布まで繰り出す人が多いからである。

なので、場所的には穴場なのだが、何10年も潰れずに残っていることからお分かりの通り、それでも地元の常連には根強い人気を誇っている。

中に入ると、とにかくやかましい!
入って右に30人は入れる座敷の大部屋が広がり、左にはテーブル席が4,5つ。
その奥に10人ほど座れるカウンターがあり、カウンターの背にも20人ほど入れる座敷がある。

週末ともなると、近所の大学のサークルやら、地元の若者、家族連れなどでごった返す。
まあ、良く言えば静岡の多可能のような、悪く言えば王将のような。。

でも、ここに来る若者からは、そこらのチェーン店ではなく、この店ならではの良さを分かってここに来ているのが伝わってくる。
その辺がなんとも、心温まるのだ。

実は、チェーン展開していることに数年前に気付き、下北沢や千歳烏山などのお店にも行ってみた。

しかし、ビルに入ってるような他の店舗はやはり味気なかった。
ここ本店も古いマンションの一角に入っているのだが、外見や中の造りはなんとも年季の入った造りなのだ。僕が、ここに載せるならやはり「西調布の宿場」しかないと思った。

ここまでは、佇まいなどを語ってしまったが、ここは料理も酒もなかなかイケる!
酒は日本酒が多数あり、昔は40種近くあったと思う。
今は、厳選し20種程度に抑えたようだ。

それでも、「十四代 本丸」「立山」「新政」「田酒」「住吉」「九平次」「銀盤」「雪の音」「男山」「くどき上手」などが500円前後から飲める。
何年か前に、どこの飲み屋に行っても「十四代」が飲めなかった時も、ここは500円で本丸を正1合出していた。

そして、ここがポイント高いのは、刺身も安くてうまいのである。
毎日変わる仕入れネタだが、例えば今日の品書きをホームページで覗いて見れば「本鮪 580円」「赤貝 550円」「ほうぼう 550円」「金目鯛 550円」「天然かんぱち 700円」「いさき 600円」などなど、ほとんどが「活〆」だ。

独り、刺身を摘みながら酒が飲みたいなら平日が良いであろう。
週末は、仲間と訪れ日本昔話に出てくるような大きな「おむすび」を笑いのネタに酒を酌み交わし、〆にサービスで出される「味噌汁」に癒されれば、愉しい酒宴になるのは言うまでもない。

神田「みますや」のようにはいかないが、調布で永年愛され続けている「居酒屋」というのが感じられる店かもしれない。

京王線「西調布」駅から徒歩3分
調布市上石原1-26-1
0424-88-4612 
17:30~翌2:30  日曜定休

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キリタイム!!

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さて、みなさん!
この後ろの山がお分かりであろうか?

これは、僕が5年前に登った アフリカ大陸最高峰の「キリマンジャロ」である。
このブログで顔出しを禁じている僕だが、この写真ならなんとかごまかせているかな。

最高地点の標高は5895Mという地上の空気の半分しかない場所。
僕は高山病になりながらもガイドと二人でなんとか登頂することができた。

さて、今日のお話は、なんとも羨ましいタンザニアのお話!
まずは、このラベルをご覧頂きたい。

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これはタンザニアで広く飲まれているビール、その名も「KILIMANJARO」。
そして、このビールのポスターにはこの文字。「LET’S KILI TIME!!」

要は「KILIMANJARO」をみんなで飲もう!
ということなのだが、タンザニアの首都 ダルエスサラームで僕はこの光景を目にした。

海沿いに立地するこの街は、どこを走っていてもコーストを感じさせてくれる。
音楽にしても、踊っている人にしても、風にしても海を感じさせてくれる。

そんな陽気なこの街で昼飯時に食堂に入ってみる。
すると目にする「KILI TIME!」。

まだ真昼間だというのに、人々はビール片手に太鼓の音にあわせて踊り狂う。
おつまみは「チップス」と呼ばれる、ポテトフライ!
揚げたてのポテトフライに酸味の効いたトマトソースとタバスコをかけて、キンキンに冷えたビールを頂く美味さは快感以外のなにものでもない!

しかし、キンキンに冷えたのを好むのは外国人であり、地元の人は常温で飲む。
それは、冷たいものがお腹に良くないと考えているのと、常温のほうがビールの味、香りを楽しめるからだ。という両面からである。

ヨーロッパには「シェスタ」なる、昼寝の時間が設けられているが、なにもかもが熱いアフリカの海では、夜の前にまずは前哨戦!とでも言いたげにこうした時間が設けられている。

こうした陽気な土地柄だけに、人々はみな優しいのだが生産性に欠けるのは言うまでもない。

そんなアフリカが大好き!アフリカ万歳!!

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良い居酒屋の条件とは?

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良い居酒屋の条件とはなんでしょう。
腰が痛くて飲み歩けないここ数日、久しぶりにこんな「原点」に返ってみています。

良い居酒屋の定義をみなさんがそれぞれお持ちだと思います。

隅々まで綺麗に掃除が行き届いている店。
いやいや、あの汚さが良いんだよ!という店。
燗の付け具合がピタリ!な店。
旬のものを粋に出してくれる店。
看板娘や名物主人のいる店。
などなど。。

この価値観はバラつきがあるからこそ面白い。
だから居酒屋行脚は面白い!

それでも、僕が強いて挙げるなら、それは「安定している」お店であると言いたい。

例えば、僕が落ち込み、いつもの居酒屋を訪れた時、主人に求めるものは「いつもの」対応だ。
こちらの様子にはもちろん気付いているだろうが、そんなとこを気遣われ話を聞いてもらったり、なぐさめの言葉をかけられるようなことは求めちゃいない。

酒を飲んで愚痴っぽくなるのは、僕の一番嫌うところだ。
例え嫌なことがあっても、あそこへ行けば忘れちまうさ!
といつも感じさせてくれるような店に僕は通いたい。

僕の求める「安定」とは、いつも愉しく灯りが優しく感じられる酒場であり、それは店のご主人や女将さんの人柄によって創られているといつも感謝している。

様々な人間が出入りし、どんな輩が入ってくるのか分からないのに、しっかりとされている場づくり。
好きな居酒屋に行くたびに「やはりこの道のプロだな~。。」と感心してしまうのは言うまでもない。

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みなさんはなぜ酒を飲みますか?

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「なにを唐突に言うんだ、こいつは!」

とお思いかもしれませんが、GWの最後の休みにこんなことを考えています。
僕は1年中、週に4,5日は飲んでいますが、半年に一度くらい長期の休肝日が訪れます。

それは、意識的ではないのですが、1日飲まない日があるとなんとなく酒なしで暮らしていける毎日が始まり、それが継続してしまうのです。

こんな時は、自分に勝ったような優越感と健康な身体を実感するものです。
しかし、このまま酒を止めてしまうようなことはなく、いつの間にかまた飲む毎日が始まっているのです。

では、なぜ人は酒を飲むのでしょうか?

なにかをやり遂げた時、また一日の仕事を終えての1杯は、やはりなにものにも変えがたい快感です。
また、一人で酒をじっくりと飲んでいる時に仕事につながるようなアイデアが閃くことも少なくありません。
時には、仲間と集まり中身の無い話に興じるのも楽しいものです。

こう考えると、やはり「そこに酒があってこそ」初めて存在する、誕生する一時があるように思います。
「酒は飲みたいから飲む。」という単純な欲求が求める基には、今まで積み重なってきた楽しい一時があり、そしてその先へと続いていくのですね。

人が誕生してから絶えず飲み続けられてきた「酒」。
これは、いくら文明が進もうが人類が生きている限り受け継がれていくであろう永遠の財産だと思います。

今日もみなさんに「楽しい時間」が訪れますように! 乾杯!!


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室蘭のやきとり

ヘルニア持ちの僕は、たびたび腰が痛くなるのだが、今回は7年ぶりに本気の痛さになってしまった。
なので、「寝正月」ならぬ「寝GW」になってしまったのだった。。とほほ。。

さて、その間に観ていたTVで面白い話題が出ていた。
最近、餃子の街として日本一の座を宇都宮と浜松が争っているが、「やきとり」の日本一に室蘭が名乗りを挙げている。

ここで驚愕の事実が!!
なんと「やきとり」と謳っておきながら、この街で焼かれているのは、「とり」ではなく「豚」なのだ。

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「焼きとん」じゃね~か!

と言いたくなるのも分かるのだが、ここまで堂々と「豚串」と「やきとり」と一緒に書かれてしまっては、もはやよそ者がとやかく言う余地はない。
しかも、調べてみればしっかりとした歴史があってのことなので、これは認めざるを得まい。

以下は、「創業63年」、室蘭で最も古い「やきとり屋」のご主人のお話をまとめたもの。

「かつては、昭和43年くらいまでは鶏肉も出していたよ。
9月の中ころから11月くらいまでは、渡り鳥がいっぱい飛んでくるので、それを「かすみ網」にかけて捕まえていた。昔スズメって言っていたけど、アオジ、メジロ、ツグミだのだね。
それを炭火で焼いて、タレにつけて食べる。この時期の鳥は脂が乗ってうまいと評判だった。
ひと串に2羽つけるのだが、1日に200本以上出たこともあったよ。

今でもスズメを出しているところはあるけど、昔は鶏肉は高級で手に入らなかったし、野鳥には時期がある。
それでいつの間にか手に入りやすい豚肉が、やきとりって呼ばれるようになったんじゃないかなぁ。。。
 
終戦後、東京でも豚肉の串焼きを出していたけど、昭和30年代に入って鶏肉が安く出始めてからは、やきとりと言えば鶏肉になっていった。」

う~む、まさに目から鱗。
しかも、この街では「ねぎ」は「長ねぎ」ではなく、「玉ねぎ」を串に刺すのである。
なんでも、「長ねぎ」は高いし使うところが少ない。「玉ねぎ」は一個でやきとり何十本分もとれる。北海道は「玉ねぎ」の産地で、手に入りやすかったし…。そんな訳で「玉ねぎ」にしたらしい。

戦後、物が無かった名残りが今でもしっかりと受け継がれているのだなぁ。。
豊食の僕ら世代は、こうしたことからも色々と勉強しなくてはな。と思った今回の発見だった。


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