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室蘭のやきとり

ヘルニア持ちの僕は、たびたび腰が痛くなるのだが、今回は7年ぶりに本気の痛さになってしまった。
なので、「寝正月」ならぬ「寝GW」になってしまったのだった。。とほほ。。

さて、その間に観ていたTVで面白い話題が出ていた。
最近、餃子の街として日本一の座を宇都宮と浜松が争っているが、「やきとり」の日本一に室蘭が名乗りを挙げている。

ここで驚愕の事実が!!
なんと「やきとり」と謳っておきながら、この街で焼かれているのは、「とり」ではなく「豚」なのだ。

Yakitorinoe

「焼きとん」じゃね~か!

と言いたくなるのも分かるのだが、ここまで堂々と「豚串」と「やきとり」と一緒に書かれてしまっては、もはやよそ者がとやかく言う余地はない。
しかも、調べてみればしっかりとした歴史があってのことなので、これは認めざるを得まい。

以下は、「創業63年」、室蘭で最も古い「やきとり屋」のご主人のお話をまとめたもの。

「かつては、昭和43年くらいまでは鶏肉も出していたよ。
9月の中ころから11月くらいまでは、渡り鳥がいっぱい飛んでくるので、それを「かすみ網」にかけて捕まえていた。昔スズメって言っていたけど、アオジ、メジロ、ツグミだのだね。
それを炭火で焼いて、タレにつけて食べる。この時期の鳥は脂が乗ってうまいと評判だった。
ひと串に2羽つけるのだが、1日に200本以上出たこともあったよ。

今でもスズメを出しているところはあるけど、昔は鶏肉は高級で手に入らなかったし、野鳥には時期がある。
それでいつの間にか手に入りやすい豚肉が、やきとりって呼ばれるようになったんじゃないかなぁ。。。
 
終戦後、東京でも豚肉の串焼きを出していたけど、昭和30年代に入って鶏肉が安く出始めてからは、やきとりと言えば鶏肉になっていった。」

う~む、まさに目から鱗。
しかも、この街では「ねぎ」は「長ねぎ」ではなく、「玉ねぎ」を串に刺すのである。
なんでも、「長ねぎ」は高いし使うところが少ない。「玉ねぎ」は一個でやきとり何十本分もとれる。北海道は「玉ねぎ」の産地で、手に入りやすかったし…。そんな訳で「玉ねぎ」にしたらしい。

戦後、物が無かった名残りが今でもしっかりと受け継がれているのだなぁ。。
豊食の僕ら世代は、こうしたことからも色々と勉強しなくてはな。と思った今回の発見だった。



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