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いずみ (門前仲町)

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さて大坂屋を出た僕は、通ってきた道を少し戻ったところにある「だるま」を目指してとぼとぼと歩き出した。

「だるま」で「煮込み」を喰って今回の「モツの旅」は終わりかな~。。なんて考えながら。
そんな時、左手に見えた飲み屋街。なんとも誘うネオンが花のように闇夜に咲く。

そんな僕は夜の蝶。
ふらふら~~っ。。っとお花畑に吸い込まれていった。

50mほどの横丁だが、どこも活気づいている。
さ~~てどこに入ろうかな~♪

おっ!!あそこは良さそうだ!!

そんな僕のメガネに適ったのがここ「いずみ」。
木造で昔つくりのなんとも言えない佇まい。店の戸も窓も開けっ放しなのだが、それがなおさら風流である。

ぱっと見、小料理屋風の店構えだが、女将さんが実に良い感じですぐにほっとした。
コの字型カウンターには椅子が8席ほど。
品書きがないので困ったが、とりあえず「お酒」をもらった。

湯のみにたっぷり入った「お酒」とお通しの「こんにゃく煮」。
この「こんにゃく」が実に美味くお袋の味。

そう!こうした女性のやっている小料理屋は「お袋の味」がどこかに感じられるのが良い店だと思うのだ。その上刺身や珍味があれば尚更だが、基本はそこじゃない。

このお店は正にその基本を押さえた良店だと感じた。
隣のサラリーマン3人組が「あさりの酒蒸し」を頼むと、ちょうど3人で摘めるくらいのたっぷりした量で盛りつけられる。

この辺が品書きが無い店の良さなのだろうな。
なにがあるか聞いてみて、こんなんできる?あんなんできる?なんて頼んでみても面白い。
そうしたことって簡単そうで実は難しいだろうが、ここの女将さんならきっと美味しいものが出てくるだろう。

僕は「お通し」と「お酒」だけでお暇したが、勘定も800円だったので「お通し」300円、「お酒」500円といったところであろう。

次回、門仲に来た時にはもう少しゆっくり寄りたいと思ったここ「いずみ」であった。


「門前仲町」駅から徒歩5分
東京都江東区門前仲町2-9-4   03-3643-3304
17:00-24:00
日祝定休

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牛にこみ 大坂屋 (門前仲町)

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さてさて、木場から歩くこと10分。
僕の大好きな門前仲町にやってきた。

いつもなら「魚三」で美味い刺身を突きつつ金亀を「ぐびり♪」と愉しみ、その先の「浅七」に流れるのだが、今日は「魚三」を横目にそのまま直進。

戸は開けっ放しの「魚三」は中の活気が感じられ実に後ろ髪ひかれた。。
しかし、今日は公言通り「モツの旅!」。

門前仲町で「モツ」と言えば東京5大煮込みにも数えられているここ「大坂屋」を外すことはできない。

もっと古い建物かと思ったら以外に綺麗でびっくり!
中に入ると「煮込み」鍋を前にした5席ほどのカウンターとそれを背にした4席ほどのカウンター。

先客は、鍋前のカウンターに2人連れ。
僕は、その横に腰を下ろした。

目の前では、これまた地獄の様に「ぐっつぐっつ!」と煮込みが煮えている。
大正13年創業で、関東大震災の時は当時のご主人が鍋をもって逃げたと言う伝説があるほど。

ここの「煮込み」はシロ(腸)、ナンコツ、フワ(肺)をそれぞれ串に刺し静岡おでんのように串ごと煮込んだもの。

「煮込み」は1本120円。
ビールは大瓶620円、金宮の梅割りは380円と決して安くはないが、ここでこの「煮込み」を摘みながら飲めるのならば誰もが納得するであろう。

先代が亡くなってから味が落ちた。などと言われているが、しっかり芯のある煮汁はただ濃いだけの他の店とは違う。

それはここの「玉子スープ」を頼んでみれば一発で分かる。
これがほんとに美味いんだわ!

注文すると女将さんが冷蔵庫から玉子を取り出し、殻つきのまま煮込み鍋の中に玉子を入れる。煮込むこと5分。殻を剥くと中から半熟状の玉子が顔をだす。
これに「煮込み」の煮汁をかけて頂くのだ。

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これをスプーンで割ると「トロ~~ッ♪」っと溢れる黄身と混ざる煮汁。
黄色とこげ茶のコントラストがなんとも魅力的!

何十年も注ぎ足しされた煮汁の深い味と玉子の優しい味がなんとも憎い!
僕は「煮込み」として食べるよりもこのほうがより煮汁を味わえると思う。

東京5大煮込みに数えられるここ「大坂屋」。
その意見に異論なし!
是非、「煮込み」の深い味わいを愉しんでほしい。

「門前仲町」駅から徒歩3分
江東区門前仲町2-9-12 03-3641-4997
日、祝定休
16:00~21:00

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河本 (かわもと) 木場

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さて、「京成立石」を出た僕は一路「木場」へとやってきた。
ここも噂に聞いていて前から一度来てみたかった。

まずは、店の前に着いて仰天した!
「おいおい、こんなんありなんや~!」

一応、暖簾は出ているが、知らなきゃ居酒屋とは気づかないぜ、おい!
それがここ「河本」。

暖簾も出てない、ただの民家に驚かされた横浜野毛の「武蔵屋」も記憶にあるが、ここはここで凄まじいなぁ。

こりゃ~居酒屋だとは思わなくても通りがかったら気に留めるわな~。
なぎらさんが河本について「木場の『河本』なんかさ、21、22歳のころから通ってるけど、あのころから傾いたままだもんな。いや~日本の建築もバカにできないね。」なんて言ってるけどまさにその通り!

ビンテージ並みに色落ちした暖簾をくぐると中は無性に懐かしい下町の空気が漂っている。
そして、御年80歳は超えていそうな名物女将「真寿美さん」が迎えてくれる。(いくつですか?って聞いたら二十歳と返されちゃいました。。)

しかし、次に入ってきた常連客への対応と違って僕のときは戸惑いがみえた。
なるほど!本当にこの店の客は常連ばかりなのだろう。
こんな若造が一見で入って来ようものなら「店を間違えて入ってきたんじゃないか。」と思われても仕方ない。

店はカウンターのみで20席弱。
ここの椅子が面白く、丸い椅子と長方形の椅子がある。
どちらも素晴らしいほど客のケツで磨かれているのだが、段々と店が混んでくると、最初横にして座っていた長方形の椅子をみんな縦にし出すのだ。

これは、後々思い返してみて気づいたのだが、僕も無意識にそうしていた。

まあそれはさて置き、僕は「ホッピー(300円)」と「煮込み(200円)」を頼んだ。
「ホッピー」は外と中が冷えている2冷で(中は古~~いコカコーラの1L瓶で冷やされた焼酎で、これまた良い味を出しているのだが、冷えてるかどうかは謎である。)、中(焼酎)も割かし少なめだ。
ちょうどジョッキに外が全部入るくらい。

「あたしゃ~ホッピーの中だ~外だ~言うのは嫌いでね~!」
などと悪態ついている真寿美さんがとっても可愛い。

「じゃあ俺、煮込みの中と外~!」
「俺はトマトの中と外~!」
なんて茶化す常連がこれまた憎い!

「この前さ~パン屋の車がさ~イイ色に焼けて走ってたんだよ~!」
「そりゃ焼いてんじゃなくて塗ってんだよ!真寿美ちゃんのこの前っていつ頃~?」
「いやいやついこの前だよ~。15年くらいかね~。。」

こんな会話されてごらんなさい。
僕は終始にやけっぱなしでしたよ!

「お兄ちゃん、なんかおかしいことあったのかい?」
こんな返しが返ってくるから参っちゃうよ、ほんと。
まさにこうしたネタの様な会話が日常茶飯事なんだよね。

大阪に行けばこういったやり取りってけっこうどこでも見れるけど、東京だとやっぱりこの辺だよな~。。

ふと壁に目をやれば、品書きに「やっこさん」「らっきょさん」なんて書いてあるのも微笑ましい。

トイレに立てば、トイレの前に猫のトイレがあり「猫のトイレ」としっかり注意書きしてある。誰かここでやっちまったのだろうか。なんて思ったらここでも笑いが止まらない!

ようやくさっきの「煮込み」の話になるが、ここの「煮込み」は僕のツボにバッチリはまりました!

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これは間違いなく、僕の中では東京3大煮込み入り決定!(後日発表)

なにが良いって軽い味噌煮になっていてさっぱりしている。
でも蕩けるほど軟らかく、味はしっかりしているのだ。
う~~ん、こりゃ~お代わりしたいぞ~!

摘みは他には「トマト」くらいしかないけど、みんなが「ホッピー」と「煮込み」でネタの様なやり取りを愉しんでいる。

こりゃ~この辺りに住みたくなっちゃったな~!!
下駄でもつっかけて毎日通えたら最高だろうな~。。
と思わせてくれた、ここ「河本」であった。

恵比寿の「さいき」以来、久しぶりに「出逢い」に感謝した居酒屋である!

「木場」駅から徒歩7分
江東区木場1-3-3 03-3644-8738
日、祝、第2土曜 定休
1600:~20:00

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もつ焼き 宇ち多" (うちだ) 京成立石

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殿!殿~!殿中でござる!
いやいや、各々方、「宇ち入り」でござる!!
と言うわけで、ついに「宇ち入り」してきました。

「宇ち入り」と言うのは、立石のモツ焼き屋「宇ち多”」に飲みに行くと言うことです。
前からモツ焼き業界では噂に高いこの「宇ち多”」。

事前情報では、平日14時開店、夕方に売り切れる。みたいな。。。

こんな店、普通に暮らしていたら誰が行けます???
しかし、行って来ました!時間を作って!!

降り立った昼の立石駅。
駅の時点で肉の焼ける匂いがするのは僕だけであろうか。

駅前の商店街は人が多く活気付いている。
歩いて1分のところに行列のできた店が目に入った。
う~~む、ここが「宇ち多”」か~!
創業60年になると言うが、それも頷ける佇まいだ!
隣の定食屋も同じくらい古く、気になるがまあ取り敢えず置いておこう。

暖簾下から7人ほど待っている列に並び15分ほどで入り口近くのカウンターに座ることができた。
この店は入り口が表と裏の2ヶ所あり、店員さんの配慮で順番に通される。
恐らく裏口に並んだほうが早く座れるだろう。

僕が座った「煮込み」の鍋の前のカウンターは7席ほど。
あとは、10人ほど座れるテーブルに相席になり、40人ほどが入っているだろうか。
それにしても凄まじい客層だな~。。

例えるなら炭鉱の町に一軒だけある飲み屋。

みなさん、おうちはありますか?と聞きたくなる程だ。
女性や学生はほぼゼロ!平均年齢60歳といったところか。
しかし、どいつもこいつも脂っこいオヤジばかりである。

僕はまずビールの小瓶(340円)と煮込み(170円)をもらった。
目の前で煮込まれている「煮込み」の色は凄まじく、出されたものも何の肉なのか恐れ多い。
まあ170円で出されてるわけだし、所詮は「煮込み」なんだから多くは言えないが、ここを東京5大煮込みとしているのは少々疑問だな。

煮込み鍋の前には、店のオヤジさん。その奥でおばさんが焼き物を焼いている。
そして、店を処狭しと威勢良く動いている若いお兄ちゃんが仕切っているようだ。

ここ「宇ち多”」の注文の仕方は少々コツがいる。
まずは、カシラやシロなどの具を言う。
塩、タレ、素焼き、ミソ、生(ボイル)の焼き方を言う。
次によく焼いて欲しければ「よく焼き」、レアがよければ「若焼き」、普通でよければ何も言わない。
最後に、酢をかけて欲しければそれを伝える。しかし、食べてみて酢は「素焼き」か「生」かにしたほうが良いと感じた。

まあこう書かれると難しそうだが、座ってビールでも飲みながら周りの客の頼み方を見ていればすぐに慣れる。まあこれは現場で体感してください。

僕は「ガツ(胃)」を「生」で頼み酢をかけてもらった。
串は基本的に2本セットで何を頼んでも2本で170円だ。
「ガツ」は1切れが大きく歯ごたえが良い。軽く茹でてあるだけの「ガツ」を串で食べるのは初めてだけど、まあびっくりするほど美味いものでもない。

次は焼きで頼もうと「あぶら (背あぶら)」のタレと、焼酎の「梅割り」を頼んだ。
8勺のグラス一杯に焼酎を注ぎ、気持ち程度に垂らした梅の分だけ受け皿に溢れる。
こりゃ~グイグイいったら酔っちまうな~。。

なんて思っていると、周りのオヤジの飲み食いの早いこと早いこと。
僕と同じくらいに入った隣のオヤジは、5皿と焼酎3杯を飲み干し足早に去っていった。
入店して15分だぜ、おい!

そう言えば並んでいてもラーメン屋よりも回転が速く感じたもんな~。。

そんな風に圧倒されている僕に届いた「あぶら」。
う~ん、こりゃ~あたりだね!

ステーキなんかで子供が嫌がる脂身がそのまま串に刺さったもんなんだけど、この脂とタレが絶妙ですわ!

こうなってくると「ミソ」も俄然気になってきてしまうのだが、ここはこれでお勘定。
ほんとに雰囲気が急かされるんだよね~。。
しめて1020円。やすっ!!

う~ん、雰囲気も味も悪くないんだけど、ここの人気は安さだな!と僕は思います。
値段は倍以上するけど、わざわざ来るのなら「埼玉屋」に行きたい。
近所に住んでいれば週に1度は来ちゃうかな。なんて感じた初めての「宇ち入り」だった。

さてさて、ここ1軒じゃ終わりませんよ!
痛風持ちの僕が贈る、発作覚悟の「モツの旅」!
次の店はまさに驚愕のお店です。


「京成立石」駅から徒歩1分
03-3697-5738
葛飾区立石1-18-8 仲見世商店街
定休: 日曜・祝日
平日: 14:00 - 19:00
土曜: 12:00 - 19:00

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龍宮亭 (豪徳寺)

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さて、「住吉」を出て友人と駅で別れた僕は豪徳寺の商店街を歩いていた。
時間がもう少し早ければ世田谷線に飛び乗って「酒の高橋」に行きたかったのだが、もう22時を回っている。

どこかに良さそうな店はないかな。。

徘徊すること5分。
店頭のメニューに「わかし刺身」と書いてあるのを見て暖簾をくぐった。

入るとすぐにカウンター席が10席ほど。奥は座敷だ。
客はカウンターに常連客が8人。
初めて入ってきた僕を珍しい様な目でみている。

「はいっ!」とお絞りをご主人に手渡された。
「なんにする?」

僕は品書きに目を通し、青森の「じょっぱり」を冷酒でもらった。
そして、もちろん目当ての「わかし」も忘れちゃいない。

「はいっ!」と出された「わかし」は550円にしては量があって嬉しい。
「わかし」は「鰤」の幼魚であるが、しっとりした身と程よい脂が実にうまい!

さっきは、ホッピーで大雑把な摘みを食べていたから、なおさら「わかし」で日本酒が堪えられないのだ。

ご主人は坊主頭が粋なやんちゃな印象を受けた。
常連さんとの会話も楽しそうで、ここが良店だというのが見て取れる。

店構えも料理も「一手間かけますぜ!」と言わんばかりの主張が見事に伝わってくる店。
「じょっぱり」を2杯飲んでお暇したが、またゆっくりと訪れたいと思ったお店である。


小田急線「豪徳寺」駅から徒歩5分
世田谷区豪徳寺2-31-11
03-3706-2677

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晩酌の店 住吉 (豪徳寺)

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実は最近、よく通っているお気に入りの酒場がある。
それが豪徳寺にある「晩酌の店 住吉」。

橋本先生古典酒場編集長さんのブログを見て行き始めたのだが、実に面白い!
豪徳寺駅から商店街に差し掛かったところを左へ入る。
1本入ったところにある感じが、「斉藤酒場」を思わせた。

「晩酌の店」と掲げられた看板がなんとも憎い!
入ると左にL字のカウンター10席と右にテーブル席が3つある。
平日6時の客入りは、7割ほど。一目で地元だと分かる雰囲気の客ばかりだ。

そして可愛い女将さん。
居酒屋の女将さんは「ゴツイ」か「可愛い」かに分かれるが、ここの女将さんは間違いなく後者である。

一人で店をやっているため女将さんの動きは絶えず忙しい。
僕の頼んだ「串カツ」を揚げている最中もけたたましく電話がなる。
「この忙しい時に嫌になっちゃう。」と言いたげな顔の女将さんと目が合って思わず笑ってしまう。なんだか自分のお袋が店をやっているような感じなんだよな~。
癒される。

僕はホッピーを傾けながら店の雰囲気を愉しんだ。
隣の70過ぎのおじいちゃんは爪楊枝を耳かきにしている。
店の電話が鳴り「○○ちゃん、奥さんから~。」
べろべろになったオヤジが後ろのテーブルからふらふらと電話にやってきた。

「はい。。。ひっく。。お電話代わりました。ひっく。。。またあとでお電話差し上げます。ひっく。。。」
家帰ってから大丈夫なのかな、この人。などといらぬ心配をしながら笑ってしまった。

そんな時、常連客が話しかけてきた。
「いや~色んな居酒屋行ってるといろんな出会いがあるよね~。」
「じゃあ19,20からこの居酒屋しか来てない俺はどうなるんだよ!」
などと離れた客から野次が飛ぶ。

「お前の顔見ると疲れるんだよ。。」
「じゃあ見んなよ!」
なんて会話が飛ぶから面白い。まさに大衆酒場だ。
「斉藤酒場」「大はし」の様に大き過ぎると常連の間でもこんな会話にはならない。
店の客全部を包むような常連客の会話のキャッチボールはまさにこうした程よい大きさの店だから成せるのだろうな。

僕はホッピーの中(焼酎)をお代わりして「串カツ」を頬張った。
これが、うまい!!
塊の肉ではなくミンチ状にして玉ねぎと混ぜてある。ちょっと他では味わえないこの「串カツ」はこの店のお勧めだ。

女将さんに「煮込み」を頼むと「今日はまだ継ぎ足したばかりだから味が染みてないの~。。」と客に出さないこだわり様。こんな愉しさがすっかり気に入ってしまい、最近よく通っているのである。

そして、先日友人と2人でテーブルで飲んでいると知っている人が店に入ってきた。
その人は、店を見回し「一杯だな~。。」と言うと店の戸を閉めた。
僕は慌てて店の外に出てその人を呼び止めた。

「橋本先生っ!」

そう!僕がリンクを貼らせて頂いている「居酒屋考現学」の橋本先生だったのだ。
相席でよろしければ。と僕らのテーブルにお誘いししばし一緒に飲ませて頂いた。

奥様との仲の良さが非常に気持ち良く僕らも幸せな気持ちになれた。
そしてやはり酒の知識とこだわりが半端ではなく自分の若輩さを感じた。
こんな歳の取り方ができたら素敵だな。と思うと同時に共に飲めた喜びにしばし浸った。

橋本先生。奥様。愉しい夜をありがとうございました。
またどこかの酒場でお会いした時は、よろしくお願いします。

小田急線「豪徳寺」駅、世田谷線「山下」駅から徒歩1分
17:00~22:00

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居酒屋写真館 (その四)

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糸満屋 (那覇)

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岸田屋 (月島)

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明治屋 (天王寺)

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ハッピー食堂 田中 (沼津)

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今回のキャンプの締めくくりは、ある人と沼津で飲むことだった。
その人とは、もう7年も前に沼津港の寿司屋「かもめ丸」を訪れて以来の付き合いになる。
「ここはね~半月って言って中トロのなかでも、血合いのところから、ほんのわずかしか取れなくて、しっとりしてるなかにサシが細かく広がってて、ほっんとに美味しいよ!」

こんな滑らかなトークを交えながら楽しく握ってくれる寿司職人の川口さんにすっかり僕らははまってしまった。
それ以来、GWや夏休みなどに毎年沼津に寿司を食いに来ていた。
今は沼津駅の北口にある「すし処 海舟 本店」で店長をしている川口さん。

今回、キャンプに来る前に電話してみると、日曜は仕事がお休みと言うことで久しぶりに沼津で飲むことになったのである。

以前沼津駅で待ち合わせた時は、上下スウェットに下駄姿で登場した川口さん。
今回も、魚偏の漢字をあしらったTシャツが実に粋だった。

そんな川口さんに連れられてやってきたのは、「ハッピー食堂 田中」!
店の外壁にも大きく書かれた「鳥」の文字通り、ここの売りは「鳥」である。

中でも鳥の半身をパリパリに揚げた「あぶり鳥 850円」は皆が頼む人気メニュー!
そしてほとんどのお客さんが「もやし炒め 200円」を頼み、お好みで酢と善光寺一味をかけて食べる。

この「もやし炒め」がなんとも言えない優しい美味さ!
「でた~!!この家庭じゃ出せない味!」と友人の口から思わず出た。

そして、一番僕らの目を惹いたのは600円で出されている「いわしの缶詰」である。
店員さんに聞いてみると、京都の竹中缶詰のものですべて「国産のいわし」で作られた缶詰だと言うのだ。こりゃ~頼んでみるっきゃないでしょ~!

しかも「焼き」と「刺し」とある。
僕らは「焼き」で頼んでみる。するとご覧の通りに出されてきた。

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油で炙ったニンニクのスライスがなんとも香ばしい香りを放っている。
そして、丁寧に頭と尾の順で並べられた「いわし」たち。
この並べ方を見て「円の面積がなぜπr2乗なのか?」を思い出したのは僕だけであろうか。

まあそれは置いといて、ピカピカに光った「いわし」とニンニクを一緒に食べればこれがめちゃ美味い!酒はジョッキと外(ホッピー)を冷やした2冷のホッピー。(ちなみにジョッキ、中の焼酎、ホッピーの3つが冷えて出されるのが所謂3冷ホッピーである。)

決して多くないメニューだが、本当に外れがない料理たち。

「居酒屋はこういうのが良いんだよ。やたらめったらなんでも作るんじゃなく、自分の得意なもので勝負する。」
この川口さんの一言は説得力あったな~。。

やっぱり、一流の職人さんは美味い店を知っているな~。
吉祥寺の「カッパ」も森下の「山利喜」も思えば川口さんに教えてもらったんだよな~。

自分の子供の様な僕らとも対等に笑い話ができる川口さん。
そしてなにを語らせても「粋」と「艶」が匂いたつ。
職人さんと客という立場から始まった人間関係であったが、今となってはこんな風に遊んで頂いているのが、とても嬉しい。
こんな酒飲みになりたいと心底思った、沼津の夜だった。

「沼津」駅から徒歩5分
沼津市添地46  055-951-0808
月~金 15:00~23:00
日曜日 12:00~21:00
土曜日定休

☆なお、ハッピー食堂 田中は道路の拡張工事に伴い、9月一杯で閉店となります。今現在移転先を探しているみたいなので、移転後はまた情報を更新します。

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年に一度の愉しみ。

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毎年、僕は夏の終わりに高校時代の友人とキャンプに行く。
これは、皆が就職してからかれこれ7年続いている、夏の恒例行事だ。

そして、訪れるキャンプ場もバンガローもすべて同じところにしている。
僕らはまずは、白浜の海で遊び、夕方に買出しをする。
食材はバーベキュー用の肉、仕込んでいる間に摘む「鯵やムツ」の刺身、夜中に囲炉裏で焼く秋刀魚である。

まずは、プシュッ!っとビールを開け、宴の始まり!
野菜を切ったり、火を起こしたりと分担しながら各々ビールを傾ける。
準備が整うと、皆で鉄板を囲んで戦闘体勢をとる。

僕は酒を飲んでいる時は、わりかし食べない方だが、まわりの友人は食べる食べる!
「とんトロ」「牛ロース」「カルビ」「タン」「こてっちゃん」などに始まり、〆の「焼きそば」までの2時間は、まさにフードバトルの様な有様が展開されるのである。

山の中で自然に囲まれながら飲む酒は、これまた格別!
清流のせせらぎや虫の声を聴きながら、見上げれば満天の星空。
そんなすべてを身体で感じながら含む酒。
そして、夜中に炭火で焼く「秋刀魚」を摘みながら「ちびちびやる酒」は本当に堪えられない。

皆が30を迎え、各々色々な事情を抱えているが、昔からの友とこうして何もかも忘れて語り合う時間は本当に貴重だ。

自分の環境がどう変わろうとも、この時間だけは大切にしたいと毎年夏の終わりに噛み締めさせられる。

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