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居酒屋 シンスケ (湯島)

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土曜の昼下がり、浅草近辺にいた俺は、夜をどこで愉しむのかを考えていた。

馬モツにホッピーの「大統領」。Kitanachelin(きたなシュランで、紹介されてしまった「正ちゃん」。ちょっと足を伸ばして、連れに「ウニの牛巻き」でも喰わしてやるか。

う~ん、しかし、今日は品のあるカウンターで嗜みたいな!

ということで、ここ「シンスケ」にやってきた。

「シンスケ」は不思議なことにカウンターよりも、カウンターの後ろにある横がけのテーブル席が人気だ。

恐らくカウンターに座っている客の背中越しにカウンターのご主人や品書きが見えるのが良いのかと思うが、拙は断然カウンターである。

寒い今夜はやはり燗だ。

本醸造、純米、たる酒の中から天王寺の明治屋のようにたる酒を燗してもらった。

まずは、「あおやぎのぬた」を摘みながら「牡蠣豆腐」を待った。

「クロマグロ(しび)のぬた」もあるのだが、拙は「あおやぎのの甘さ」と酢味噌の酸っぱさがたまらなく好きなのだ。

待っていると鍋で供される「牡蠣豆腐」。

「牡蠣」は殻から取ったばかりであろうぷりっぷりの牡蠣。

値段は、そこそこするがここだから味わえる味である。

ゆっくりじっくりと酒を味わいながら「シンスケ」を愉しんだ。

気がつけば、両関の徳利が5本も空いていた。


千代田線「湯島」駅から徒歩3分
東京都文京区湯島3-31-5
03-3832-0469
17:00~21:30(L.O)
[土]
17:00~21:00(L.O)
日祝定休

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友の家で「鶴の友」

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以前に五反田の「五幸」「ももちゃん」を案内してくれたカメラマンのJ氏とフラワーデザイナーのM嬢からお招きを受け、お家におじゃましてきた。

祖師谷大蔵ということで、豪徳寺の「住吉」や、山下の「酒の高橋」で軽く舐めていくことも考えたのだが、酒はたらふく用意してあるとのことで、足早に向かったのである。

いつも野菜中心に素材の味を生かした料理を作ってくれるM嬢。

「ただ手を抜いているだけ。」と一笑に付すが、お手前はなかなかなのである。

料理ももちろん最高なのだが、この日はこの銘酒と出会えたことが愉しかった。

「鶴の友」である。

この酒を呑むと大塚の「江戸一」を思い出す。

酒友ともご無沙汰であるが、元気に呑んでそうだ。

友と酒を呑みながら、友を想う。

なんとも贅沢な時間である。

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日本最北端で初日の出 (宗谷岬)

翌朝、「スーパー宗谷」に乗って一路北へと向かった。
31日のうちに稚内に着き、日本最北端の宗谷岬で初日の出を見るためだ。

「稚内?ああ、あの風の強い町ね!」
と道民に言わしめる北の地。

降り立った瞬間、その猛烈な強風に煽られ、危うく転ぶところだった。

駅前から1日に何本も無い路線バスに乗り、宗谷岬に向かう。
バスには、岬にテントを張って今夜を過ごそうと意気込む猛者供が乗り込んできた。

僕らは、岬そばの民宿に泊まり、朝方岬へと向かう段取りだ。

1時間ほどバスに揺られ、ようやく着いた。
バスを降りた瞬間、尋常じゃない横風を喰らった。

しかも、体感気温はマイナス10度。
僕がかつて海外で登った6000m級の山の山頂に近い寒さだ。

身を低くしてなんとか、最北端の碑に立つことができた。

「こりゃ~明日の朝は、どんな寒さになるか気が遠くなりそうだな。」
「あのテントの人たちは、無事に目が覚めるのかな。」

などと言葉を交わしながら宿へと向かった。

「宗谷岬」という名のここの宿は最高によかったので、ここで書きたい。
まず、女将が品のある美人で明るい。
そして、飯が最高に旨かった!

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宿名物の「蛸しゃぶ」は、今までに食べたことの無い美味しさ。
軽く炙られた「帆立」や鰤などの刺身もうまい。

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燗酒で温まりながら年越しをし、眠りに着いたが一晩中窓の揺れが止まることはなかった。

「初日の出は10年に1度ほどしか綺麗には見えないらしいですよ。」

とほかの客から聞かされていたが、僕らは幸いにも美しい日の出を目にし、「よし、今年も体に気を付けながらも攻めて呑んでいこう!」と誓いを立てたのだった。

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居酒屋 「独酌 三四郎」 (旭川)

朝に知床のウトロをバスで出発し、網走から旭川へと向かう。

今日の目的は、旭川で呑むことだ。

夕方に旭川へ着くと、雪の降る中、すぐにこちらへと向かった。

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「独酌 三四郎」。
店の名前を聞いたとき、連れは「独酌」の文字から連れて行ってもらえないものだと勘違いをしていた。

いくら呑み歩きが好きだからといって、こんな北の地で、「お前は宿で待っていろ。」と言えるほど僕は亭主関白ではない。

カミさんを怒らせることは、酒呑みにとって賢くないということは肌で感じている。

そんな「独酌 三四郎」は、「やはり、ひとりで来るべきだった。。」と思わされるほど味わい深い店だった。

歴史を感じるカウンター、煙に燻された焼き場、そのすべてが気に入った。

数々の銘酒が置いてあるが、燗は「麒麟山」。

これが、「独酌 三四郎」と銘が書かれた徳利で供される。

玉ねぎと共に焼かれた「とりもつ」でこの燗を愉しめる喜びは、ここでは伝えられない。

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「旭川」駅から徒歩10分
旭川市二条通五丁目左7号
0166-22-6751
17:00~24:00
日曜、連休、祝日 定休

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冬の知床 (ウトロ)

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冬の知床は、前から来たいと思いつつもなかなか来られなかった場所だった。

「かんじき」のような「スノーシュー」を履いて森に入ると、エゾシカがこっちを見ている。

椴松の木には「モモンガ」の巣があり、柏の木肌には「ヒグマ」の爪痕が痛々しく残っている。

知床連山を雪原から眺めていると2匹の「キタキツネ」がじゃれ合いながら走っていくのが目に入る。

「アカゲラ」がえさを求めて木を突いている音が静かな森に響いていた。

そんな知床で民宿の料理と来れば、「エゾシカのたたき」や「鮫鰈」、「時鮭」の刺身など。

これで呑む燗は最高だった。

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