ボデガス ラマンチャ (グラナダ)

「バレンシア」からバスで8時間。
古都「グラナダ」へとやってきた。
「グラナダ」は、アルハンブラ宮殿でも有名な、イスラム色の残る町である。

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ここで、良き酒場に出会った。
その名も「ボデガス ラ・マンチャ」。
ボデガとは、酒蔵の意である。

窓の枠が木枠だったり、店内に大きな甕が見えた時点で、入ってみたくなったのだ。
中には豚の足が何本もぶらさがり、立ち呑みだけのカウンターが横に伸びている。

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ビールを頼むとコップで「すっ」とカウンターに出される。
通風持ちのぼくとしては、このコップ酒がありがたい。

カウンターの中には背丈が3m近くあるワインの甕がある。その横には、ワインの酒樽が積まれており、樽の側面には産地がチョークで書かれている。産地を告げると樽に付いている蛇口を開けてコップに注いでくれるのだ。
赤ワイン(ビーノ・ティント)を呑みながらタパスは日本の定番、ポテトサラダ(エンサラディーリャ・ルサ)を注文。あぁ、やはりいいな、この味は。

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〆に、常連がみな食べているボイルのホットドッグを摘みながらワインを痛飲した。
その次の日から足が疼き出したのは当然のことである。

カテドラルからイスラム街に少し登ったところ
Gran Via57のペンションアンタレスの近所

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スペインの一番星!

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スペインのサッポロ!

その名は、「エストレーラ・ダム」!!

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バレンシアでイカ墨のパエリアを! (バレンシア)

スペイン料理といえば「パエリア」!
そして、スペインの米の産地と言えばここ「バレンシア」である。
オレンジやオリーブでも有名なリゾート地である。

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バレンシアはパエリアの本場で、町中に専門店がある。
大抵にの店はチキンやシーフードのパエリアを絶えず作り、客が来ては皿に盛りつけていく。
しかし、我らの目的は「アロス・ネグロ」。イカ墨の黒いパエリアである。
40分ほどかかるけどいいか?と聞かれ「じゃがいものにんにくマヨネーズがけ」(パタタス・アリオリ)を摘みながらそれを待った。

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でてきた真っ黒けっけなそれを口に運び、「待った甲斐があったな!」とにやりとしたのは言うまでもない。

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パエリアは1000円前後でスペイン全土で食べられるが、芯を残した本場の味はやはりバレンシアでしか味わえない。


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BAR バル El Xampanyet シャンパニェット (バルセロナ)

翌日はランブラス通りを下り、ピカソ美術館へ行った。
ピカソのなにがすごいかと言うと、絵を描く速さである。
美術館にはたくさんの絵が飾られているが、なんと1日で描き上げられたものが実にたくさんあるのである。
そして、その後にマドリッドで見た「泣く女」や「ゲルニカ」には、戦争から生まれた彼の表現が詰まっていた。驚嘆させられた。

そんなピカソ美術館のそばで昔から営まれている老舗のバルがここ「エル・シャンパニェット」である。

テーブル席もあるが、溢れかえっているカウンターで肘をつきながら呑んでみたい。その欲求は図々しくもすぐに適えられた。店名にもなっている「シャンパニェット」は白ワイン(ビーノ・ブランコ)の炭酸割りであり、ここの名物である。1杯140円ほど。
これに生ハムのピンチョスを頼んで、しばし時間を愉しんだ。

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1929年創業のここは、親父さんとおそらく息子さんで営んでいるのであろう。
カウンターの中に親子が立つ姿は、歴史を感じさせる。

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背中に背負った人の波がさらに数を増してきたので、長居はせずにお暇した。
仕事が終わればいつもの店にいつもの客が集う。
そのことになんだか安心したここ「エル・シャンパニェット」だった。

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4号線ジャウマ・プリメ駅から徒歩5分
Montcada 22
TEL 933 197 003
月曜定休

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BAR バル タパタパ (バルセロナ)

バルセロナに着いた我らは、空港からバスで「カタルーニャ広場」に出た。スペインの町作りは、かつての植民地においても全く同じで、広場を作ってそこから放射状に広げていく。「カタルーニャ広場」から伸びる「ランブラス通り」に安宿は犇めき合っている。「安宿」と言っても、アジアや南米、アフリカのように100円くらいから泊まれる様な宿はない。しかも、今となっては妻を抱えて旅をする身だ。最下級のダブルの部屋を中心に探すより手はなかった。

夜中の0時に広場に着き、2時までの間宿を探し回った。
ほかの国ならぞっとするが、スペインの夜は長く、明け方まで人通りが絶えないのがうれしかった。

なんとか宿を探し、次の日は「ダリ」の生地であり終焉の地である「フィゲラス」を訪ねた。高校に入った頃に「ダリ」の作品に衝撃を受け、もう20年近くも大切にしている画集を久しぶりに開いてみた。

夜にバルセロナに戻り、いよいよ探索の開始である。
ともあれ、今夜は初夜である。寝込みを襲うにしてもこちらのしきたりも分からずに潜り込んでひっぱたかれては洒落にならん。
ということで、バルの初歩的なお店「タパタパ」にやってきた。

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サグラダ・ファミリアで有名な建築家のガウディー。彼が建てたり、増改築を手がけた「カサ・ミラ」や「カサ・バトリョ」が建つ「グラシア通り」にその店はある。

この店のいいところは、銀座のような一等地にありながら値段が安く、メニューに日本語があるところだ。まずは、ビールで喉を潤し、メニューを妻と眺めた。
ぼくは、「ピンチョス」の中から「蟹サラダ」を頼み、妻は「夏野菜の鉄板焼き」(ベルドゥラス・アサーダス)を頼んだ。

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あっという間に呑み干したビールを目で合図すると、カウンターの中のセニュールがウインクする。これは、日本の立ち呑みにはない文化だ。国が違えばこうも違うかと少々笑ってしまった。

タパスは以外に高く、一皿400円~700円程度。ピンチョスも1つ180円ほどする。酒は1杯200円~であり、値段的には日本とほぼ変わらない。
今回は食費が高くつきそうだなと覚悟を決めた初夜だった。

「カタルーニャ広場」から徒歩5分
Pg.de Gracia 44
TEL 934 883 369
無休

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スペイン居酒屋巡り

ちょいとスペインまで居酒屋巡りをしに行ってきた。
エアのチケットだけ取って、あとは宿もなにも決まっていない。

決めているのは、酒場を回ることだけである。

今回のスタート地点はバルセロナ。
ゴールはマドリッドである。

スペインの居酒屋と言えばBAR(バル)。BAR(バー)と同じスペルであるが役割は少し異なる。

スペインの食は、バルに始まりバルに終わる。
朝は8時頃から開店し、人々はパンやコーヒーを楽しむ。
昼くらいからは、摘みや料理も充実しだし、多くのテーブルでビールやワインを呑む客が見られる。昼の客がはけると一度店を閉め、8時過ぎに夜の部が幕を明ける。

酒の種類は、ヨーロッパということで、まずはビールに始まり、サングリアやワインへと流れる。ここで面白いのが「タパス」と呼ばれる摘みである。「タパス」とは、「ふた」を意味し、古くはアンダルシア地方から始まった。当時人々はシェリーを呑みながらグラスにたかる蠅を嫌がり、その上にハムなどでふたをしながら呑んでいた。これらが語源となり、呑みながら取れる摘みを「タパス」と呼ぶようになったのである。

「タパス」には、「チョリソー」や「オリーブ」など、実にいろいろな種類があるのだが、その中でもバルセロナの人々に人気なのが「ピンチョス」と呼ばれる摘みである。
「ピンチョス」とは、スペインの北部「バスク地方」の料理で、パンの上にハムやアンチョビなどが乗せられたスナックのような摘みである。

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こうした「立ち呑み」のような気軽な摘みで軽く呑むのが「バル」であり、パエリアや肉料理などのしっかりとした料理で落ち着いて呑むのが「レストラン」である。しかし、この両者のスタイルの境界線は実に様々で、「どちらがどう」と言うのは少々難しい。

ともあれ、酒が呑める、酒が呑みたいという客の欲求は同じわけであり、今回は地元民の気軽な飲み屋「バル」を中心に書いていきたい。

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友の家で「鶴の友」

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以前に五反田の「五幸」「ももちゃん」を案内してくれたカメラマンのJ氏とフラワーデザイナーのM嬢からお招きを受け、お家におじゃましてきた。

祖師谷大蔵ということで、豪徳寺の「住吉」や、山下の「酒の高橋」で軽く舐めていくことも考えたのだが、酒はたらふく用意してあるとのことで、足早に向かったのである。

いつも野菜中心に素材の味を生かした料理を作ってくれるM嬢。

「ただ手を抜いているだけ。」と一笑に付すが、お手前はなかなかなのである。

料理ももちろん最高なのだが、この日はこの銘酒と出会えたことが愉しかった。

「鶴の友」である。

この酒を呑むと大塚の「江戸一」を思い出す。

酒友ともご無沙汰であるが、元気に呑んでそうだ。

友と酒を呑みながら、友を想う。

なんとも贅沢な時間である。

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山梨の秘湯。

仕事が立て込んでいた9月。

自分にご褒美をあげようと、いろいろと考えていた。

どこぞへと飲み歩きも考えたのだが、今回は酒友「酒徒」さんに教えていただいたこちらの温泉へと向かったのである。

チェックインが13時。チェックアウトが11時。

つまり、22時間湯に浸かれる宿なのである。

1日限定12組しか客は取らず、しかも年中値段は変わらない。

休前日だからといっていつもよりも3千円ほど高く取るが、料理の中身は変わらない、などというただの宿とは考え方が違うのだ。


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料理も大変素晴らしく、岩魚の刺身は自ら摩り下ろした山葵でいただく。


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このほか、食べきれないほどの料理が続いたが、すべてはこの温泉の敷地内で取れるものや、近くの山で取れるもの。

それは、山の恵みを感じてほしいという宿からの強烈なメッセージの表れである。

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静かに落ちる水を紅葉越しに楽しみながら、活力を完全に取り戻した。

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家呑み

うちの近所に「ぴったんこカンカン」にも紹介された肉屋がある。

そこの「馬刺し」を200g買い、近くの酒屋に寄る。

ここの酒屋も日本酒、焼酎の品揃えがよく、我が家では重宝している。

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酒は獺祭の純米大吟醸。
これは、味もコスパばっちりな酒!

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カナダ産の馬刺しだが、脂ののりが少しばかり良過ぎたようだ。

すぐに蒸留酒に変えたのは、言うまでも無い。

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義侠のえにし

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大島酒場からの帰りに、馴染みの酒屋でこれを求めた。

僕の大好きな、「義侠 特別純米 えにし」。

名古屋の「まほらま」で味わって以来愛飲している。

火起こし器に炭を入れ、赤くなるのをしばし待つ。

その間に火鉢の灰を軽くならし、赤星で喉をしめらせる。

南部鉄の鉄瓶を置いて湯燗。。

上燗ほどで開いている「えにし」で摘むは、軽く炙った「じゃこ天」。

週末もよいが、平日にこんな時間がもてるとさらに至福に感じるのである。

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