江戸一 (大塚)

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久しぶりに訪れた大塚の老舗「江戸一」。

戸を引くと今宵も落ち着いた客層の店内。

久しぶりの江戸一で、座った席は大女将の前。

ここは常連がいつもしめている席ではないか。

まあ、でも女将も少し丸くなったかな。と感じられる仕草がいくつか目に付いた。

鶴の友から始まり愛媛の梅錦、司牡丹、真澄にいきつく。

冬の愉しみ「牡蠣豆腐」に始まり、平目の刺身、鴨ねぎと堪能し店を後にした。

名店の良いところは、何度きても「ああ、また来よう。。」と帰路に着かせてくれるところにある。


JR「大塚」駅より徒歩2分   03-3945-3032
豊島区南大塚2-45  
平日 17:00~22:00
土曜 16:30~21:30
日曜定休

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春の江戸一 (大塚)

土曜日に公開した「ブラッド・ダイアモンド」を観た後、僕は大塚にやって来た。
タイミングが合えば、「鍵屋」に連れて行きたい子がいたのだが、桜散る。
今宵も独り酒になりそうだ。

「がらがらがらっ!」

いや~何度来ても、外から見る薄暗さと中に入った時の温かい灯りのギャップが心地良いな~。。
土曜7時の江戸一は、7割ほどの客入り。
僕は、入って左奥の「大女将」に近い席に通された。
「大女将」に近いこの辺りの席は常連が多く、今夜も世間話を交わしている。

僕はまず「エビスの小瓶」をもらって喉を潤した。
突き刺しの「梅」がなんとも爽やかで上品な味だ。

そして、今宵の品書きに目をやると、そこにも春の風が吹いていた。
「のれそれ」「ほたるいか」「赤貝」「とり貝」「かつお」「山うど」「ふきのとう」などなど。。

いや~すべていいじゃないですか!
少々迷いながらも、まずは「鯨刺し」を頼んだ。
酒は「鶴の友」の冷や(常温)。

分厚く切られた鯨を生姜と共に頂く。
う~ん、しっとり味濃い赤身が美味いな~。
いつもは燗でもらう「鶴の友」もしっとりと美味い!

江戸一の刺身はほんとにいつも美味いよな~。
ということで、もう一つ目を付けていた「黒鯛刺し」を頼む。
いや~チヌ(黒鯛)が喰えるなんてこの上ない喜びだ。
ここで酒を燗にしてもらう。

上品に少し黄色かかった白身が美しい。。
このきめ細かい、しっとりとした「黒鯛」。
まずは、なにも付けずに頂く。

う~~ん、鯛の甘みと天然特有の泥臭いような芳醇な香り。
これで頂く「鶴の友」はまさに極上。

いや~幸せだな。。
春万歳!!

〆にもう一つ春を感じて席を立とう。と頼んだ「焼き魚」。
今日は「鮭」や「にしん」などの中から「鰆 さわら」を選んだ。

魚偏に春と書いて「さわら」。
「にしん」も春を告げる魚と書くので、一瞬迷ったが気分は「さわら」だ。

ふっくら焼きあがった「さわら」にレモンを絞って、醤油を垂らした「おろし」と共に頂く。
酒は「銀嶺 立山」の冷や。

「さわら」の溢れる脂をレモンと「おろし」でさっぱり包み込み、最後に「立山」で洗い流す。
く~~っ、こりゃたまんねぇ。。

季節ごとに旬な肴を供してくれる大塚の「江戸一」。
極上の酒と肴に今宵も打った、舌鼓。


JR「大塚」駅より徒歩2分   03-3945-3032
豊島区南大塚2-45  
平日 17:00~22:00
土曜 16:30~21:30
日曜定休

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江戸一 (大塚)

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さて、今日は大塚へとやってきた。
南口をでると、そこには路面電車が走り、その奥に商店街が見える。
う~~ん、良いな。大塚。

そんな高揚感に見舞われながら、僕の鼓動はさらに高まる。
今宵は、中国の酒友と9ヶ月ぶりの再会だからだ!

少し早く着いた僕は、商店街をぶら~り。
その時、一本の電話が。。。

なんと山手線が止まってしまい、復旧の目途が立たないらしい。
新橋の「魚金」で飲んでいた彼は、有楽町で足止めとなった。

久しぶりの日本だというのに、なんとも痛い東京ならではの洗礼。
ということで、僕はお店に先に入り、彼を待つこととなった。

今回、彼が一時帰国し、平日の夜を愉しめるのは今日しかない。
お互い、どの店に行くか真剣に悩んだと同時に「日、祝定休」という老舗の掟にこれほど苦しめられるとは。。。

東京でも、最高峰の老舗居酒屋 神楽坂「伊勢藤」にて、一汁四菜を摘みながら極上の「白鷹」の燗を愉しむか、根岸「鍵屋」にて、これまた極上の燗を鰻のくりから焼きで愉しむか。。。

しかし、両店とも暖簾仕舞いがいかんせん早い。
されど、今日は最高の燗酒で再会を祝したい二人。

ということで、彼がこの日選んでくれたのは「伊勢藤」や「鍵屋」に負けず劣らずの素晴らしき居酒屋「江戸一」。
大塚には、素晴らしきお店が数多くありその中でも「江戸一」「串駒」「きたやま」「こなから」は大塚四天王と呼び声高い居酒屋なのである。

駅前のターミナルのはずれに江戸一はある。
店の構えにそこまで趣が感じられないのは、まわりが普通の商店なので仕方がない。
しかし、これが大塚なのだから、駅前にこれだけの店が残っているという、魅力の一つと受け取ってもよいだろう。

「カラカラカラ~~ッ」

外からは薄暗くしか見えなかった灯りだが、店内はなんとも優しく包まれている。
20人の座れるコの字カウンターには、酸いも甘いも知ったであろう年配の方々が顔を赤らめる。

まずは、「エビスの小さいの」で喉を潤す。
お燗にうつりたいのを我慢することしばし。。。

すぐに我慢の限界は訪れ「白鷹の燗ください。」
な~に、彼も「魚金」で1杯やってから来るのだ。これでちょうど追いつくくらいだろう。
そして、久しぶりの「魚金」に顔を出して1杯で終わるわけはないさ!そうともさ!!
と勝手な勘ぐりで待つことしばし、「江戸一」の文字の入った徳利がやってきた。

ほんのり黄色くお猪口に映える酒を目で愉しみ、口に届くまでの立ち昇る匂いを愉しみ、杉の香る味を愉しむ。
う~む、うまい。

神楽坂「伊勢藤」と同じ、灘の男酒「白鷹」であるが、樽酒のここの燗は杉の香りが心地良い。
あ~、大阪の明治屋を思い出すな~。。。

しかし、どっちの酒がうまい。というのはナンセンスな話である。
僕らは利き酒師ではなく、居酒屋を愉しむ飲兵衛である。
お燗をつけてくれるご主人や女将さんの想いを味わい、永年飲兵衛に愛されてきたお店の雰囲気を味わい、共に杯を傾ける友との時間を味わうのだ。

そのお店でしか味わえない酒がそこにはある。

そして、ついに待ち人来たる!
「おかえりなさい!」
「お久しぶりです。」
と堅い握手を交わし頼むは新潟の銘酒「鶴の友」。

もうここまでくれば分かる方にはお分かり頂けるだろう。
この日再会を祝したのは、僕のリンクにも貼らせて頂いている、
無類の酒好き「酒徒」さんである。
友人の結婚式のため、北京からの5日限りの帰国となった。

久しぶりに飲むことができた「鶴の友」をまさか酒徒さんと一緒に飲めるとは!
最初の1杯はお互い注ぎあったが、あとは各々の徳利で各々のペースでというのが、なんとも酒飲みらしく心地良い。

そして、頼む摘みは「白子刺」「〆鯖」「桜海老」と淀みない。
語る内容も大塚界隈から始まり、都内の老舗、はたまた大阪「明治屋」までと終わりない。
こうした居酒屋談義が心置きなくできる酒友との時間は、なにものにも変えられない。

そして、この時間が素晴らしいものとなったのは、ここが「江戸一」だからというのは言うまでもない。
「~~ちゃん、もうその辺でやめときなよ。飲みすぎだよ。」
と叱られるは、60そこそこの年配のおじ様。
「あんたたち、これ、綺麗に食べちゃいな。」
と叱られるは、刺身をゆっくり愉しんでいた、僕たち。。。

確かに、刺身は鮮度が命でトロトロ食ってたら、魚に申し訳ないことこの上ないのだが、久しぶりの酒友との酒と摘みと会話のゆったりとした愉しみを急かさないでおくれ~女将さん(笑)

と、どんな酒飲みであろうとここの女将さんには頭があがらない。
こうして叱られることが嬉しい飲兵衛が今宵もひっきりなしにこの店の扉を開ける。

この後は、「こなから」にて軽く飲み、「ぼんご」にておにぎりをぺろり。
〆に飲んだ味噌汁に優しく癒され、僕らは大塚駅へと向かった。

新宿方面に向かう僕とは反対に、BARで飲むと再び新橋に向かった酒徒さん。
やはり、「酒徒」の名前に偽りはなく、なんとも嬉しくさっぱり別れた。

終盤は記憶もあいまいですが、愉しかったことは書いている今もしっかりと噛み締めています。
こうした、心に積もる共有の想いが居酒屋から得れる財産ですね!

貴重な時間でしたのに、一緒に過ごしてくれてありがとうございました。
今度は、僕がお勧めのお店にお連れしますね!!

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この徳利に江戸を感じる大塚の夜。

JR「大塚」駅より徒歩2分   03-3945-3032
豊島区南大塚2-45  
平日 17:00~22:00
土曜 16:30~21:30
日曜定休

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坐唯杏 (ざいあん) 池袋

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僕は、このお店に通うのを楽しみにしていた。
今日は、1月ぶりの居酒屋である。
金欠だったことと、抜いた親知らずが膿んでしまった事が重なり、今月最初の出陣と相成った。

今日が、土曜でなければ幡ヶ谷の「たまははき」にて秋刀魚のワタ漬け。すぐにでも駆け付けたかったのは、冷おろしが待っているだろう烏山の「和市」(女将さん、和市さんに会いたい。。。)
しかし、今日は、都心に出ていたため前から目をつけていた池袋の「坐唯杏」へ。

ここは、最近評判の勢いのある居酒屋である。

区役所の裏の「すきや」を目印に探していると、ありました。
一見、流行系の「本日のお勧め」ビラが貼ってある入り口を覗くと、通路は地下へと延びていた。
今の時間は、18時半。しかも今日は土曜日。
なんとか、カウンターに座れることを祈って、恐る恐る店内に入る。

店を遠めな視点で観察したり、酒やつまみの写真を撮るのには、テーブル席のほうがやりやすいが、やはりカウンターで立板や常連の仕草を観察しないことには、始まらない。
幸い、板さんの前の席に通され事なきを得た。

まずは、メニューも満足に見ないでいると、店員さんから

「そちらの赤いメニューの裏にビールなどがございます。」

という声も振り払い、「宗玄(石川)の純米」を1合もらう。
う~~ん、味わい深き1級品よ。。。

今日のお目当ては、鰹である。
坐唯杏のホームページにも載っている、今年の戻り鰹を早々と食しに来た。
今年の戻り鰹は、脂の乗りが非常に良く、絶品との謳い文句!!画像で見てもすこぶる旨そうなので、慌てて来た始末だった。なぜなら、鰹は北上してくる倍のスピードでフィリピンの方へ南下して行くからだ。
しかし、宗玄の純米の美味しさに、肴の注文も忘れ飲みに興じてしまった。

舌でま~るく転がしつつ店内の雰囲気を味わう。

そんな折、店内に響き渡る奇声。
「きゃはははは~~~っ♪」
人物は見ずとも容易に想像できるギャル声。

そして、気付けばカウンター席の後ろをけたたましく通る店員達。

このお店のカウンターは、3組板前側、もう3組は背中合わせに反対を向き、この間にあいている通路を店員が行き来するのだ。
う~~~ん。。。落ち着かん。。。

酒も旨いしこだわりもあるのだが、どこかおかしいぞこのお店。。。

まあまあ、鰹を食って落ち着こうよ!童子ちゃん。
ということで、鰹のたたきと、南魚沼の「鶴齢」の利き酒セットを頼んだ。

南魚沼の文字にまずは、目が食い入った。
去年、震災ボランティアに行った南魚沼郡であるが、とても酒どころではなかったからである。
見つけた瞬間、今日の思いを馳せるところは決まった。

そして、この利き酒セットは、純米、特別純米、大吟醸が味わえて880円と嬉しいお値段。
普通に1合飲むより断然お得である。

そして、良いタイミングで出てきた、鰹のたたき。
鰹は、身が柔らかいので食感のバランスを取るために、普通の刺身より厚く切るのだが、ここの鰹は身自体が大きい。
これを、一口で目一杯に含む。
「カリッ!!パリッ!!」
「ん~~!?」
びっくりした。皮はパリっと香ばしく、中はしっとりきめ細かい、そして溢れる脂。。。
そして気付いたのは、八切れ中、二切れに入っている細工包丁である。
板さんに聞くと、尾の身に近い部分なので味が滲み込みやすいように入れたのだそう。
むむむ。。。只者じゃないぞ。。。

それも、そのはず。
店主の武内さんは、日本屈指の土佐料理専門店 祢保希(ねぼけ)で修行された兵なのだ。

そして、鶴齢のうまさ!!
魚沼の米造りの話は、地元の農家の方からさんざん聞いていた。
うまい田んぼの土をダンプで買いに行って、自分の田んぼの土と混ぜ合わせ、試行錯誤を繰り返す。
そして、その試行錯誤の一つの答えを待つのに、1年の月日を費やしてしまう。
そんな、思いを感じると、日本酒という枠を超えた雫に感じられる。

良い具合に酔って来て、騒音も気にならなくなりもう1杯頼む。
「すいませ~ん。英(三重)を」
「すみません。英はただいま切らしてまして。。。」
しょんぼりしている僕を見かねて
「英は切らしていますが、杜氏の夫人、るみ子さんが、置いていった妙の華、精米歩合90%のものがありますが。」
「えっ!?90%ですか???低いならまだしも、こんな高いの初めてですよ。僕らの食べている米と変わらないじゃないですか~。。」
(精米歩合に関する高低の表記は、本や蔵元によってしばしば異なる)
「僕も、今回初めて見ました。どうです、お試しに。」
ということで、グラス(380円)で頂いた。

その名も「山田錦 きもと無濾過  生原酒 妙の華 チャレンジ90」

む~~~っ、切れる。辛い。旨い。
しかも、るみ子さん当人が、置いていったとは、まさに「るみ子の酒」である。
英、妙の華を造る森喜酒造場の「るみ子の酒」は、漫画「夏子の酒」に感動した、るみ子さんが作者に手紙を宛て、様々な人の支えがあって誕生したお酒である。

ということで、日本酒としては、大変満足できる店なのだが、一人で落ち着いて飲める店ではないのが、なんとも口惜しい。

これだけ、酒にも料理にもこだわりながら、客層や店員の仕草のやかましさが店の雰囲気と噛みあわなく感じるのは、僕だけであろうか。
もしくは、誰か連れと来れば、また違うのかなぁ。

酒も肴も一人でしっぽり楽しみたいものばかりなので、もう一度足を運んだうえで吟味したいと切に思う。

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妙の華 チャレンジ90

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ともあれ、うまかった「チャレンジ90」。
そして、ただ銘柄を覚えているだけではなく、自分のお勧めを言える店員さん。
開店直後の1時間。もしくは、閉店間際の1時間を狙ってリベンジしたい。

JR「池袋駅」から徒歩7分   03-5957-2207
東京都豊島区東池袋1-31-1 地下1階
http://zaian.mo-blog.jp/weblog/

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