赤津加(あかつか) 秋葉原

オタクの聖地(サンクチュアリ)秋葉原。

この不釣合いな地にある老舗居酒屋。

その名も赤津加。。

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料亭のように囲われ仕切られた土地に建つこの赤津加。

入るとカウンターとテーブル席。

カウンターは15席ほど。

テーブル席も雰囲気良さげな蕎麦やのようなつくり。

一歩足を踏み出せば、電気屋街のこの地にこんな店が残っていること自体奇跡的なことだが、「ふくべ」
で呑んだ後では、いささか物足りなさを感じるのである。


「秋葉原」駅から徒歩5分
千代田区外神田1-10-2
11:30~13:30(ランチ)
17:00~22:30
日祝定休

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ふくべ (東京 八重洲)

居酒屋には店内を写してはならない店がある。

久しぶりにその枠に入る店と出逢った。

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銀座、京橋、八重洲あたりはビジネス街でありながらも新橋、有楽町とは違う匂いがするのも面白い。

めったにこちらへは来られない今の生活。

歩いているだけで高揚感を感じる。

さあ、いざ「ふくべ」の戸を引こう!


戸を引いた瞬間漏らしそうになりましたよ。
ここの戸を引いてこの感覚が分かる人は同志です。


左に8席ほどのカウンター、右にテーブル席。

カウンターでは、常連とご主人の笑みがこぼれる。

何十年も使われ角がまるくなった桝で量られ、湯の燗点け器へ入れられる。

この一連の流れを絶妙な距離感で感じられるここのカウンターは最高だ。

まずは「菊姫」の燗と「ぬた」をもらった。

ここの「ぬた」は酢味噌とねぎと鮪のブツ切り。

鮪がサイコロほどの大きさなのも非常に繊細で上品。

一緒にもらった「〆鯖」も厚み、隠し包丁、共に絶妙。

あ~。。
幸せ。。

ここで酒を「樽酒の冷」に変え、頼むは「はんぺん焼き」!

この「はんぺん」のふっくら感と焼き加減は絶品!

いや~この「ふくべ」。

なんでもっと早く来なかったかなぁ。。


「東京」駅から徒歩5分
中央区八重洲1-4-5
16:30~23:00
土曜は22:00まで
日祝、第2土曜定休

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兵六 (ひょうろく) 神田 神保町

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「居酒屋には店内を写してはいけない店がある。」

数々の店を飲み歩いてきて僕が自分に課したルールだ。

それを最初に感じたのは神楽坂の「伊勢藤」である。

根岸の「鍵屋」もその領域に入る。

そして、ここ「兵六」も戸を引いた瞬間にそれを感じた。

12人も座ればいっぱいのカウンターは今宵も常連が頬を染めている。

平均年齢60以上だろうか。。
吉田類さんのような、実におしゃれで粋なおじ様たちだ。

年季の入ったコの字型カウンターに目を奪われながらも、座っている椅子に度肝を抜かれた!
椅子は2本の丸太でできており、そこに皆が座るわけだ。

きっと昔はこんな造りの居酒屋がたくさんあったのだろうけど、今となってはお目にかかれないな~。。

僕はビールをちびちびやりながら店内を眺めていた。

そこへやってきた「兵六あげ」!

あぶら揚げの中に「納豆」「チーズ」「ねぎ」を入れてそれぞれ揚げられたもの。
これが実にうまい!

特に「ねぎ」!
こりゃ~焼酎が飲みて~ぞ!!

ということで「さつま無双 650円」を頼んだ。

枡で量られ、燗された「さつま無双」は渋~い徳利で出される。
それと一緒に小さなやかんに入れた白湯が供される。

「お好みでこちらをお割り下さい。」

なるほど!
こりゃ~湯で割りながら飲むと2合分はあるな~。
お得感♪

さつま揚げを3種盛ってくれる「つけ揚げ」!
豆鯵と玉ねぎが相性抜群の「鯵南蛮漬け」!
初めて食べたが、これがうまい!「烏賊のぬた」!
意外なメニューが看板メニュー。「肉じゃがカレー風味」!

どれもこれもうまかった~!!

燗した「美少年」ももらったが、ここの肴はやはり焼酎に合うように作られている気がする。

肴はだいたいが500円前後。
量もまさに「肴」という盛り方で酒飲みのツボを押さえてくれる。

う~ん、素晴らしき居酒屋「兵六」!
なぜもっと早く来なかったのだろう。。
あ~早くまた行きたい。。

「神保町」駅から徒歩3分
千代田区神田神保町1-3-20
17:00~22:30
土日祝定休


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みますや (神田)

「またいらっしゃってくださいね。」と若女将に見送られ
すっかり気分を良くした僕は、一度待ち合わせの神田駅に戻った。

そして、友を連れて向かうは本日のメイン「みますや」である。
神田駅からだとまっすぐ行って左折、まっすぐ行って右折し、10分ほどで「みますや」が見えてきた。

いや~素晴らしい佇まいじゃありませんか~。
建てられて100年を越えるこの「みますや」。
古い建物の居酒屋はいくつかあるけど、神田特有の庶民の生活が伝わってくるこの建物は、外から眺めながら酒が飲みたくなってくる。

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同行者も赤提灯の「どぜう」の文字に思わず にやり!としている。
逸る気持ちを抑えきれず、縄暖簾をくぐり戸をあけた。

「がらがらがらっ。。。」

う~ん、なんとも言えない空間だ。
土間の両脇には小上がり、そして土間にはテーブル。
この天井の高さと空間の広がりに思わず頭に思い浮かんできたのが三ノ輪の「遠太」だ。

いや~今日は楽しくなってきたぞ~。
と予約されたところに通されると、なんと裏の方に隔離されたように置かれたテーブル席。
う~ん、良い席に座りたいのなら、7時というのは少し遅かったのかな。

一人で飲みに来てこんな末席だったら気持ちも下がるのだが、今日は友もいるのでまずは良しとしよう。

おなか空いた~。。。
ということで初めからいろいろと頼みました。
穴子煮、ふぐの唐揚げ、柳川、などを摘みまずは「エビス」で乾杯。

僕ともう一人はすぐに燗に移ったが、日本酒の飲めない友は酎ハイを頼んだ。
僕が~~の燗を頼むと、燗は「白鷹」しかつけられないのだそう。
こんなに風情のあるお店で片言の日本語で燗を断られるとたまらなく悲しくなってくるなぁ。。。もう少し下町神田としての格式を重んじろよ!みますや!!
バイトをすべて日本人で揃えたところでそこまで時給が変わるわけでもあるまい。
わずかな儲けの代償として払っているものは、安くはないぞ。

まあ、ひょっとしたら慈善的に雇っているかもしれないので、あまり強くは言えないのだが大塚で有名なおにぎりの「ぼんご」でも握ってくれる人が外国人だった時は共通の感覚を受けた。今に外国人の握る「寿司」を食う日が来るのかな。

まあ、それはさておき500円から700円くらいのここの摘みはすべてうまかった!
江戸前な料理を出しつつ、酒は大衆的なものまで揃っているところは「大衆割烹」と位置づけても良いかもしれない。

「白鷹」は2合で800円と安く、この日もついつい頼みすぎた。
時間も9時を過ぎると、土曜と言うこともあり大分空いてきた店内。
これは是が非でも土間の広がる小上がりで飲みたいと移動させてもらった。

あ~ここで初めから飲めていれば「ああだこうだ」考えなくて済んだのにな。
と摘むは「ぬた」と「刺身」。
「ぬた」はからし酢味噌が絶妙で、「刺身」はまぐろにウニが燗酒にはたまらない。

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土間を挟んで広がる座敷には家族連れが楽しそうに飲んでおり、はしゃぎまわる子供たち。
懐かしい光景が目の前に広がっている。
これも肴のひとつだなぁ。と途端に贅沢な気分になって来るのであった。

わざわざここまで来るということもないが、老舗を知りたい友やガチガチの大衆酒場には入りづらいという友を連れて来るには良いな。

近所に住んでいれば家族や仲間と気軽に訪れたくなる、ここ「みますや」であった。


JR「神田」駅より徒歩10分
「淡路町」「小川町」から徒歩3分
03-3294-5433
東京都千代田区神田司町2-15
日曜・祝日 定休
17:00~22:30
ランチもやってるみたいです。

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新八 (しんぱち) 神田

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久しぶりに友人と都心で飲むことになり、店選びを任された。
人数は4人。みんなが日本酒を飲めるわけではない。
さてどうしよう。。。

そんな中、僕の頭をよぎったのは神田の「みますや」である。
ここには、ずっと訪れたいと思いつつも、カウンターが無いと伺っていたので、共に行ける仲間を求めていたのだ。

創業明治38年、2005年には100年目を迎えた老舗である。
大戦中の空襲を逃れ、昭和初期に建てられたお店は、なんとも言えない佇まいを残していると評判である。

しかし、このお店、大衆酒場にして予約が無いと旬な時間には入店できないとのいわく付き。
仕方ないので、予約してから参った次第だ。

今日は土曜日の夕方。
「みますや」は予約が7時から。
みんなが来る前に僕は、神田を散策しようとわくわく!
僕は、大学時代を神保町で過ごした。今思えばなぜあの時に、この辺りを回っておかなかったのかと後悔の念が込み上げて来る。

降り立ったJR「神田駅」の北口。
前評判から、刺身の美味い「浜貞」にいくつもりだった。
しかし、やってくると今日は休みのご様子。
仕方ないので駅周辺をしばし散策してみた。

途中、いわし料理屋で「穴子の刺身」を出す店に出逢ったのだが、準備中。
気を取り直して歩き続けると、なんとも風情溢れる佇まいに、惹きこまれる様にその店の前に立っていた。

店の名は「新八」。

あ~~ここが新八なんだ~!
神田にあって刺身に関しては定評ありき有名店である。
しかし、お値段もそこそこ張るので今回は遠慮しようと考えていた次第だ。

まあでも、自分の嗅覚で偶然にも探り当てたお店。
入らないのも自分の感性に背く。

入ってみると随分縦長の店内。
メニューをいくつも抱えた店員さんにカウンターに通される。
飲み物、食べ物、本日のお勧め。。。

通されたカウンターは6席ほどしかないが、良い感じの厨房との距離に気持ちも昂ぶる。
そして、お品書きに目を通す楽しみは、まさにこの瞬間にしか味わえない独特の特権である。

僕は迷わずこの2品。
神亀(しんかめ)の純米(800円)のぬる燗と「ナマコのこのわた和え」。(980円)

板前さんから手渡しでカウンターをはさんで渡される「ナマコ」と同時に運ばれてくる「神亀」。
どこの店にも「名物女将」というのはいるが、このお店にもなんとも良さげな若女将がいる。

「すみません。。。ぬる燗よりも少し熱いかもしれません。」

「いえ、この時期はそのほうがありがたいです。」

と女将さんに言葉を返す。

しかし、瞬時に察する女将さんの心遣い。
僕が頼んだ「ナマコのこのわた和え」から、「この人はじっくり飲むのだ。」と悟り、少し熱めにつけてくれた配慮。
しかも、それを「すみません。」と店側からの押し付けではないと表明しているあたりの潔さに、僕はこの店の接客に対するレベルの高さを感じた。

これがこの店のスタンダードなのだ。

しかも、このお猪口が目一杯口の広い中国風な御猪口なのだ。
これで燗酒を頂くと、飲み干す頃にはすっと冷めているのだが、御猪口に注ぐと毎度温かく感じられる。
そのためか徳利は細長いものが用いられている。

う~~ん、この辺りは懐石料理に通ずるものがあるな。
かつて懐石とは旅を続けるお客の冷えた身体を温めるために、温かい石を懐に抱かせたことに始まると言う。

そして、ただでさえうまい「ナマコ」がナマコの腸の塩辛である「このわた」との和えものなのだから、これがうまくないわけがない。
しかも、ここのナマコは赤ナマコ。
ナマコには、「赤」と「黒」があるが、味が良いのは断然「赤ナマコ」である。

こだわったこのお店は刺身も実に良さそうな品が置かれている。
「関さば」や「かわはぎ」に踊る心を抑えるが目に入った「黒鯛」の文字。
う~~~ん、「チヌ」が食えるのか~!!

恐らく鹿児島あたりの「チヌ」だろうが、このねっとりとしつつも爽やかで上品な甘みは真鯛の上を行く美味さである。
これらはだいたい1000円~1500円。
少々高いが、「神亀」の他にも様々な銘酒が揃うこの店でこれらの刺身が食える幸せといったらないであろう。

結局、今回は刺身を愉しむ時間は持てなかったのだが、また機を改めて訪れたい。
お通しも「白菜の粕漬け」とこの季節に合わせ、燗酒に合う様に心配りがされている。

神田 「新八」。
築地のネタを江戸っ子が振舞う店がここにある。


JR「神田」駅から徒歩3分
03-3254-9729  千代田区鍛冶町2-9-1
17:00~23:00
日曜・祝日定休

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